鹿島16歳FW吉田湊海がクラブ最年少でJ1デビュー エース鈴木優磨も太鼓判「いつか彼らに引導を...」

2025年4月29日(火)19時31分 スポーツニッポン

 ◇明治安田J1リーグ第13節 鹿島3ー0横浜FC(2025年4月29日 ニッパツ)

 鹿島の16歳FW吉田湊海がクラブ最年少出場記録を塗り替えた。横浜FC戦の後半49分、3点リードの状況でFW鈴木優磨に代わりピッチへ。あどけなさの残る丸刈り姿で、出場直後に中盤でボールタッチ。16歳9カ月14日で堂々のJ1デビューを飾った。2学年先輩のFW徳田誉が昨年6月に更新した17歳3カ月29日のクラブ記録を上回った。

 1月の宮崎キャンプに参加し、U—17日本代表では背番号10を背負う大器。28日の前日練習では、試合形式のメニューで主力組にも入って1得点を決めたという。負傷者が相次ぐチーム事情もあるが、鬼木達監督は「昨日の練習で結果を残さなかったら連れてきていない。数回のプレーで点を決めたことは、周りを納得させるだけの十分なものだった。競争の中で勝ち取った」と強調した。

 試合後、取材エリアで大勢の記者に囲まれた吉田は「自分の夢がかなった瞬間でした」と振り返り、「次は(クラブ)最年少得点記録を狙っていきたい」と力強く宣言。「アントラーズでまず主役になり、そこから日本代表や海外のクラブに行けたら」と将来を描く。

 下部組織育ちのエース・鈴木は「これからはユースがアントラーズを支えていく。いつか彼らに引導を渡される日が来るんだろうなと思う」と頼もしそうに見つめた。一方で「でも、まだまだ負けるわけにいかない」とニヤリと付け加えた。

スポーツニッポン

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