鹿島の29歳エースが寝た!?今季4ゴール目で横浜FCを撃破、首位返り咲き
2025年4月30日(水)7時0分 スポーツ報知
パフォーマンス後に審判に注意を受ける鹿島・鈴木優磨(背番号40=カメラ・中島 傑)
8試合が行われ、鹿島はエースFW鈴木優磨(29)の今季4ゴール目などで横浜FCを3—0で一蹴し、京都をかわして首位に返り咲いた。0—0で迎えた後半に3得点を奪い、今季2度目の3連勝を飾った。エースFW細谷真大(まお、23)のゴールなどで、名古屋に2—1で競り勝った柏が2位に浮上。京都はG大阪に1—2で敗れ、首位陥落で3位となった。
鈴木が寝た。1—0の後半22分、FWチャブリッチの横パスを冷静にゴールに流し込んだ鹿島のエースは、横浜FCのDFンドカの前へと駆け出し、寝転がって右肘をつくゴールパフォーマンスを披露。前半から小競り合いを繰り返してきた相手DFを挑発した。
主審からは厳重注意を受けた。試合後は「覚えてないです。何かありましたか?」と物議を醸したパフォーマンスに言及することはなかったが、26日に誕生日を迎え、29歳初陣となった一戦でチームの3連勝、そして第8節以来となる首位返り咲きに大きく貢献した。
前半を0—0で折り返したが「左から見ていて、やるべきことはわかっていた」と左MFからFWにポジションを移し、持ち前の技術とキープ力、空中戦の強さを発揮。流れを引き寄せ、後半の3得点につなげた。
後半アディショナルタイム(AT)に、ユース所属で16歳のFW吉田に代わって退いた。神童として期待されるU—17代表FWは、クラブの最年少出場記録を塗り替えた。ユース出身の鈴木は「いつか引導を渡される日が来るんだろうなと。でも、まだ負けるわけにはいかない。まだ29歳」とニヤリ。賛否両論を巻き起こす“お騒がせストライカー”は、9季ぶり奪還を掲げる鹿島のエースとして君臨し続ける。(岡島 智哉)