【大学野球】 エース・中西聖輝の好投で青学大が勝ち点3 首位・亜大との決戦へ「勝ちにつながる投球を」
2025年4月30日(水)17時27分 スポーツ報知
3つ目の勝ち点奪取に貢献した青学大のエース・中西(デスク・浜木 俊介)
◆東都大学野球春季リーグ戦第2週第4日▽青学大5—1日大(30日・神宮)
青学大が日大に連勝し、3つ目の勝ち点を挙げた。今秋ドラフト候補に挙がる最速152キロ右腕・中西聖輝投手(4年=智弁和歌山)が、先発で今季4勝目をマーク。9回1死から失点して降板し、2試合連続の完封は逃したが、5安打11三振の好投で勝利に貢献した。
初回のマウンドで、ヒヤリとする場面があった。日大の2番・星野泰輝右翼手(2年=山梨学院)の強烈な打球が右太ももの外側を直撃。それでも「影響は特にありませんでした」と力強く腕を振った。直球の走りが尻上がりによくなり、ネット裏のスカウトのスピードガンでは9回にこの日最速の149キロを計測。「(昨秋と比べて)スピードは、それなりに上がってきたと思います。今日のストレートは、感覚的にそこまでいいボールは多くありませんでしたが、低めには投げられたかなと思います」と振り返った。
亜大が6戦全勝の勝ち点3で首位を走っており、すでに2敗している青学大は負けられない戦いが続く。安藤寧則監督は「しっかり意図を持ってボールを投げていた」とエースの奮闘をたたえた。次のカードは、10日からの亜大戦(ジャイアンツタウンスタジアム)。中西は「なんとか、勝ちにつなげられるピッチングをしたい」と決意を述べた。