元NFL選手からも嘲笑の的に…波紋を広げる大谷翔平との“比較論” 周囲の反応に米紙が注目「偉業を軽視した」「賛同がほとんどない」
2025年3月5日(水)18時12分 ココカラネクスト

ハンターの発言は軽率だったようだ(C)Getty Images
NFLドラフト候補の発言が波紋を広げている。
現地時間2月27日、大胆な持論を展開したのが、コロラド大に所属するアメリカンフットボール界の新鋭トラビス・ハンターだ。ワイドレシーバー、コーナーバックの攻守で活躍する21歳は、自身の二刀流をドジャースの大谷翔平と比べ、「どちらの方が大変か?」との質問に回答。「おそらくフットボールの方が難しい。身体への負担が大きいからだ」と自信満々に答えた。
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しかしこの意見には、各方面から厳しい声が相次いでいる。米紙『Los Angeles Times』は、「偉業を軽視した」「賛同がほとんどない」と報じ、周囲の反応に注目。中でも元NFL選手のチャド・ジョンソン氏は、米放送局『ESPN』のスティーブン・A・スミス氏が司会を務めるラジオ番組「The Stephen A. Smith Show」に出演し、ハンターの私見に異を唱えたという。
番組内では、「ハンターをバッティングケージに連れて行かなければならない」と話し始めると、「運動能力に恵まれた選手かもしれないが、ケージで95マイル(約152.9キロ)の速球を打つ姿が見てみたい。(大谷との)比較は、おこがましいだろう」とコメント。「人生で最も難しいのは、野球ボールを打つことと、長期的な女性の幸せを保つことの2つだ」と続けている。
アメフト界からの批判は、ジョンソン氏だけではない。記事によれば、2011年にプロフットボール殿堂入りを果たしたシャノン・シャープ氏は、同じ番組内で、「ショウヘイの二刀流は、ハンターよりもずっと難しい」と自身の見解を吐露。「このレベルでそれを成し遂げている選手は、ベーブ・ルース氏とショウヘイ・オオタニの2人しかいないからだ」と強調していた。
大谷との“比較論”で冷ややかな目が向けられているハンター。今後の活躍に大きな注目が集まりそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]