異次元補強のソフトバンクに暗雲 日本球界復帰した有原航平の「誤算」とは

2023年3月10日(金)12時30分 ココカラネクスト

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 ソフトバンクは9日に行われたヤクルトとのオープン戦(ペイペイドーム)に4ー10で敗れた。

 誤算は先発ローテーションとしてフル回転が期待されている新戦力の2人だった。

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 先発した有原航平(30)は3回9安打6失点と炎上。初回は無失点に抑えたが、2回に2点を奪われると、3回は一死から4連打を浴び、4失点。甘く入ったところをヤクルト打線につかまった。

 さらに2番手として4回から登板したガンケル(31)も2回6安打4失点と打ち込まれた。こちらも立ち上がりにいきなり4安打と集中打を浴び、四球も絡んで3失点と内容の悪さが目立った。

 この2人の内容には藤本博史監督も「競争というところでは、もうちょっと闘争心というところを見せてもらいたい」と奮起を促した。

 指揮官の厳しい顔も無理はない。有原はレンジャーズ傘下3Aから3季ぶりに日本球界に復帰。日本ハム時代は通算60勝をあげるなど、安定した力を発揮したとあって、3年15億円ともいわれる巨額契約を結んで獲得した選手だ。

 一方のガンケルも阪神から移籍。阪神時代は通算16勝をマークし、防御率2・92と安定した成績を残した。

 ともにエース・千賀滉大(30)を欠いた後の先発ローテーションの軸にと期待しているとあって、この体たらくには渋い顔を隠せなかった。

 有原は「本当にだめな投球、ボールが真ん中に集まってポンポンと打たれるのが自分の悪いパターン。こういう試合をなくしていかないと」と反省しきり。

 現在先発ローテーション候補は10人程度、開幕を見据え絞り込みが続くとあって、早めの信頼回復に努めたいところだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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