「ランナーが出てから粘ることができた」ヤクルトの開幕投手筆頭候補“巨人キラー”が5回0封で手応え

2025年3月10日(月)6時0分 スポーツ報知

吉村貢司郎

◆オープン戦 広島0—4ヤクルト(9日・マツダ)

 ピンチを平然と乗り切った。1—0の4回2死一、三塁。ヤクルト・吉村は菊池をフォークで空振り三振に仕留め、表情を変えることなくベンチへ歩を進めた。「ランナーが出てから粘ることができたので、そこは一つ良かった点」。四死球を2つ与えたが、5回を4安打無失点にまとめ、開幕投手筆頭候補の力を示した。

 12球団で唯一、大役を公表していない高津監督は「もうちょっと待っていてください」と、じらしつつも「今年は彼が一本立ちする1年」とフル回転させる方針。28日からの巨人との開幕カード3連戦(東京D)に向けて、指揮官は「勝てる3人を選びたい」と明かしており、先鋒(せんぽう)に吉村は最適だ。

 昨季挙げた9勝のうち、巨人戦は4戦3勝1敗、防御率1・32と抜群の安定感を誇る。中でも、主砲の岡本には11打数2安打で被打率1割8分2厘、被本塁打も0だ。“Gキラー”が今季も本領を発揮する。(長井 毅)

スポーツ報知

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