スーパーGT:BMW Team StudieがスーパーGTに復帰。荒聖治と山口智英のコンビで挑む

　ビー・エム・ダブリュー株式会社とBMW Team Studieは3月13日、インターネット上で2020年にスーパーGT GT300クラスにBMW M6 GT3で、ピレリスーパー耐久シリーズにBMW M4 GT4に参戦すると発表した。スーパーGTには2017年以来の復帰となる。

　2012年からBMWジャパンのサポートを受け、国内外でモータースポーツ活動を展開しているBMW Team Studie。2018〜19年はブランパンGTアジアにM4 GT4で参戦してきたが、2020年はひさびさに日本に活動の場を戻し、スーパーGTにはM6 GT3で、スーパー耐久にはM4 GT4の2台で参戦することになった。

　3月11日に都内で発表会が行われ、その様子が3月13日にネット上で公開されたが、その体制は注目すべき内容となった。スーパーGTでは、チームゴウを率いていた郷和道氏が総監督に就任。Studie代表の鈴木康昭氏が監督となった。

　ドライバーは、BMW Team Studieを長年支え続けて来た荒聖治が復帰。そしてポルシェカレラカップ・ジャパンで活躍し、ジェントルマンクラスのチャンピオンを獲得した山口智英がGT300デビューを果たすことになった。さらに、第3ドライバーとしてBMWワークスドライバーのアウグスト・ファーフスが加わるという。

「2年間、ブランパンGTアジアに2台でエントリーし、ドライバーズ、チームチャンピオンを獲得してきました。そして今年、日本のモータースポーツシーンに戻ることになりました」と鈴木監督。

　また、チーム復帰の荒は「このチームで私が走るのは2017年以来ですが、このチームに戻ることができて嬉しく思います。ハイスピードサーキットを得意とするM6 GT3と、新しくチームメイトとなる山口選手と、ふたりで1年間全力で戦いたいと思います」と意気込んだ。

　また、山口は「スーパーGT初参戦ということで、BMW Team Studie、関係者の皆さんに感謝しています。カレラカップで2年間戦いましたが、すごくレベルの高いシリーズにステップアップしてしまったと緊張しておりますが、BMW Team Studieの復活が話題になっているので、恥じないような戦いをしたいと思います」とコメントしている。

　マシンカラーリングは、グレーをベースに伝統のMカラーが施されるもの。今季のスーパーGTにおいて、BMWの復帰はファンのみならず嬉しいところだ。