「これからはすまされない」侍4強も球界OBから指摘された「ミス」とは【WBC】

2023年3月17日(金)12時12分 ココカラネクスト

(C)Getty Images

 侍ジャパンは16日に行われた「カーネクスト2023 WBC1次リーグ東京プール」の準々決勝(東京ドーム)でイタリアを9−3と下し、5大会連続となる4強入りを決めた。

 投げては二刀流、大谷翔平(28)が5回途中まで投げ2失点、打線は岡本和真(26)に自身大会1号となる3ランが飛び出すなど、好調な打線を足がかりに快勝。いよいよ決戦の地、マイアミへと向かった。

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 投打にわたって、力強い戦いを見せた侍ジャパンだが、今後は準決勝、決勝とより重責のかかる場面も増えてくる。そういったことを受け、早めに解消しておきたい「ミス」も球界内から指摘されている。

 現役時代は大洋(現DeNA)で活躍、引退後は日本代表コーチも務め、現在は野球解説者として活躍している高木豊氏は17日、自身のユーチューブチャンネルを更新。4強入りを決めたイタリア戦の戦いぶりを振り返った。

 先発の大谷に関しては「まずは気迫」として初球から常に声を発して投げ続けた姿勢と、最速164キロと力強い投球を見せたことで「エースが背中で引っ張る姿勢を見せてくれた」と評価。ほかにも投手陣では中継ぎとして登板した今永昇太(29)に関して「しなやかに投げている」と柔軟なフォームから150キロ超の球を投げるなど、メリハリのついた投球内容で今後も中継ぎの軸として活躍していくと予想した。

 一方で戦いの中で気になる点もあげた。2回の先頭打者となった岡本は四球を選びチャンスメイク。その後一死をはさみ、8番・源田壮亮(30)の2球目で突如、スタートを切り、場内をどよめかせた。結果は二塁タッチアウトとなった。単独スチールかエンドランなのか、詳細は不明だが、ベンチの栗山英樹監督が驚きの表情を見せたことから、サインミスの可能性が高い。

 この場面について高木氏は「サインの徹底をもう1度しておかないと。大事なランナーだけに、これからはすまされない」と今後、よりプレッシャーのかかる場面でワンプレーの重みが増すとあって、「間違いがないように」今1度、首脳陣、ナイン間でサインの確認、徹底を求めた。

 ほかにも高木氏が気にかかるポイントとしてあげたのは、この日、先発マスクをかぶった甲斐拓也(30)が3打数3三振(1四球)と打撃の調子が上がってこないことを受け、「今後は代打とかも検討していかないといけない」とした。8番を打つ源田にもバントで送らせるなど、下位打線で塁に出て、好調な上位打線で返すという形を意識していくことも大事なポイントとした。

 目指す世界一奪回まで残る戦いは2つ。いかにミスを減らしていくかも今後は求められるとあって、引き続き目を光らせたいところだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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