菅野智之「打たれる時は日本でもこっちでも一緒」OP戦5試合目で初失点 ヤンキース打線に5回途中5失点

2025年3月21日(金)10時43分 スポーツニッポン

 オリオールズの菅野智之投手(35)が20日(日本時間21日)、ヤンキースとのオープン戦に先発。4回2/3を投げて6安打5失点でオープン戦5試合目で初失点した。

 悪天候により、試合は約1時間遅れてスタート。立ち上がり、ヤンキース打線を警戒したのかボール先行が続き、2番・ジャッジを四球で歩かせた。

 さらに2死からドミンゲスに中前打を許し一、二塁とすると、続くチザムに右越え2点二塁打を浴びオープン戦初失点を喫した。

 2回は無失点だったものの3回、先頭・ジャッジを四球で歩かせると、続くベリンジャーには右前打を許し一、三塁。ドミンゲスこそ右飛に打ち取ったが、またしてもチザムに右越え3ランを浴び、メジャー初被弾となった。この日の5失点はすべてチザムのバットからで、同地区ライバルに“天敵”をつくってしまった。

 それでも4回は復調の兆しを見せ、この試合初めて3者凡退。5回は2四球を与えていたジャッジをフルカウントの末、空振り三振に仕留めると、ベリンジャーを中飛。ここで降板となり、4回2/3を6安打5失点だった。これで防御率は3・00となった。

 菅野は登板を振り返り「打たれる時は日本でもこっちでも一緒だなっていうふうに思いました。やっぱり先手打たないと、どんどんどんどんストライクゾーンに集めなきゃいけなくなり、強振しやすいところに投げ込まないといけないので。僕は90マイル後半のストレートを投げられるわけじゃないので、改めてコンビネーションの大切さというか、そういうのを再認識できたと思います」と課題を口にした。

 試合が進むにつれて制球が向上したことには「序盤はやストライク先行ができなくて、配球的にもアドリー(ラッチマン捕手)にも苦労させたかなっていう感じがするんですけど、まあ徐々に立ち直っていけたんでそこは良かったです」とうなずいた。

 また、雨の影響でスタートが遅れたことも「そんなことはもうごまんと経験してきてるんで、何の言い訳にもならないです」ときっぱり。「それでもいい準備をして毎回試合に入れてるんで、こういう日もあれば、うまくいく日もあると思う。打たれたりとか、今日みたいな結果になるときっていうのはやっぱり理由があるので、しっかりそこを修正すれば抑えられると思います」とベテランらしく次回に向けて前を向いた。

 ヤンキースはジャッジをはじめ主力が先発出場。「ちょっと話が違うなと思ったんですけど。今日は来ないって聞いてたんですけどね(笑)。でも嫌でも対戦していかなきゃいけないチームですし、点は取られましたけど、やり返すことができた場面もやっぱあったと思うので、少しでもいいものをシーズン中に出せればと思います」と同地区ライバルとのシーズンでの対戦を見据え、気合を入れた。

スポーツニッポン

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