大谷翔平の表情が何とも切ない 水原氏との「在りし日」を思い出させた セレモニーとは

2024年3月28日(木)12時18分 ココカラネクスト

大谷はスタンディングオベーションにヘルメットを掲げて応えた(C)Getty Images

 ドジャース・大谷翔平はオープン戦最終となる26日(日本時間27日)のエンゼルス戦に「2番・DH」で先発出場。2打数無安打に終わったが、注目を集めたのは古巣の温かい歓待だった。

 この日はドジャースに移籍後、初となったエンゼルスタジアムでの試合となった。

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 1回一死走者なしで迎えた第1打席。1度は打席に入った大谷が思わず足を止めた。バックスクリーンには大谷のエンゼルス時代のハイライト映像が流しだされた。そこにはマウンドで快投し、ガッツポーズをするシーン、ナインと抱擁する姿またベンチで大はしゃぎとなっている中、渦中の人となっている水原元通訳が映りこんだシーンもあった。

 映像を見ながら、在りし日を思い出したのか、思わず遠い目を見せた大谷。その目にはうっすら涙が光っているようにも見えた。

 最後は昨季ア・リーグMVP受賞時の英語スピーチが字幕付きで流れ、〝おめでとう〟とメッセージが流れると4万4377人の観衆から大きな拍手とスタンディングオベーションが起きた。

 それはまるで逆風に立ち向かっている大谷を励ますかのようで、大谷もヘルメットを高く掲げて感謝の気持ちを示した。

 この感動的なセレモニーにはSNS上でファンの間からも「色々考えたんだろうな、大谷さん」「大谷さんの表情が切なすぎる」と大きな反響を呼んでいる。

 信頼を置いていた元通訳から自身の口座に不正アクセス、多額の資金が流出したとされる事件をめぐっては、未だ全容がわかっておらず、大谷にも資金管理の観点などから厳しい目が向けられている。

 一方で、未曾有のスキャンダルから大谷を守ろうとするチーム、ナイン間の結束は強くなっている。

 本拠地ドジャースタジアムで、28日(日本時間29日)からカージナルスとの4連戦を迎える。厳しい過去と決別して、パフォーマンスに専念できるか。メジャー7年目のシーズンがいよいよ始まる。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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