「欧州サッカーは重要な存在を失った」…モウリーニョ、愛弟子イブラにエールも
2018年3月31日(土)11時42分 サッカーキング
インテルとマンチェスター・Uでイブラヒモヴィッチを指導し、共にタイトルを勝ち取ってきたモウリーニョ監督。同監督は今回の退団を残念に思う気持ちを明かすと同時に、同選手の米国行きは欧州サッカー全体にとっても大きな損失であると語った。
「偉大な選手たちがキャリアの終わりに向かうことは、私にとってはいつだって悲しいことだ。ルイス・フィーゴが私と、そしてインテルと共に戦った最後の試合のことを覚えている。それは私にとって最も悲しい瞬間のひとつだった。大きな存在が引退したり、キャリアに最後のピリオドを打ちに行くときはいつも悲しく感じるよ」
「ズラタンとの別れはそれを上回るものだ。彼はとても、とても大きなプレーヤーなんだ。ヨーロッパのトップクラスのフットボールは、たった今、重要な存在を失ってしまった。恐らくは永遠にね。なぜなら、彼がこのレベルのフットボールに戻ることはないだろうからね」
一方で、モウリーニョ監督はMLSでの経験はイブラヒモヴィッチ本人にとっては大きなプラスになるという見通しも示し、愛弟子の新たな旅立ちにエールを送っている。
「だが、私は彼にとってこのピリオドがファンタスティックなものになると考えている。現役生活に終止符を打つ前の最後の道のりとしては素晴らしいものだろう。ロサンゼルス・ギャラクシーで過ごす期間は、彼にとって非常に良いものになると思うよ」
「彼にできることや教えられることに加えて、彼自身の魅力やパーソナリティ、フットボールへの情熱や彼が常に持ち合わせているプロ意識は、アメリカのサッカー界にとっても非常に良いものとなるはずだ。彼は大ケガからの復帰でさえも、プロフェッショナルとはどうあるべきかを示す例としてみせたんだ」
「フットボールの国であるアメリカ、そしてMLSで、ズラタンは彼自身が得ようと思っているもの以上に多くのものを得るだろう。彼にとって、残り数年のサッカー人生を楽しむための良い方法になるはずだ」