英プロでは4.4%…ヴィエラ監督「黒人指揮官の数は不十分」「扉が開かれていない」

2022年10月25日(火)21時50分 サッカーキング

パレスを率いるヴィエラ監督 [写真]=Getty Images

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 クリスタル・パレスを率いるパトリック・ヴィエラ監督が、欧州サッカーにおける黒人監督の少なさに言及した。25日、イギリスメディア『BBC』がコメントを伝えた。

 現役時代にアーセナルやユヴェントス、インテルなどで活躍したヴィエラ監督は、マンチェスター・Cのアカデミー、ニューヨーク・シティ、ニースの監督を経て、2021年夏からクリスタル・パレスを指揮。プレミアリーグ唯一の黒人監督として、確かな手腕を発揮している。

『BBC』によると、黒人選手の占める割合は、プレミアリーグで43パーセント、EFL(英2部〜4部)で34パーセント。しかし、黒人の指揮官となると、英プロリーグに所属する92チーム中、全体の4.4パーセントしかいないという。

 同メディアの番組に出演したヴィエラ監督は、「我々は有色人種に機会を与えなければならない。私たちは他の誰とも同じように優秀なのだから、他の誰よりも、多くも少なくもない機会が必要だ」とコメント。欧州サッカー界は、有色人種の指導者により多くのチャンスを与えていく必要があると指摘した。

「5大リーグを見ていて、1部や2部にいる黒人の監督の数を見てみると、十分とは言えない。そこにはチャンスがないんだ。黒人の選手たちは、決定権を持つ人たちと自分たちをつなげるコネクションを欠いている」

「しかし、全体的に見れば、私たちができること、マネジメントに携わるための扉が開かれていないと思っている。マネジメントというのは、チームのことだが、もっと上のレベルのことも言っている。もっと機会を与えてもらって、自分たちが誰にも負けないということを示す必要がある」

サッカーキング

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