ビンダー、15番手から優勝のミラクル。「こんなことが起こるなんて想像できなかった」/第2戦アルゼンチンGPスプリント優勝者コメント
2023年4月2日(日)6時40分 AUTOSPORT web

MotoGP第2戦アルゼンチンGPのスプリントレースがテルマス・デ・リオ・オンドで行われ、優勝したブラッド・ビンダー(レッドブルKTMファクトリーレーシング)がレース後の会見で喜びを語った。
■ブラッド・ビンダー(レッドブルKTMファクトリーレーシング)/スプリントレース:優勝
「今日のことはちょっとした驚きだったよ。僕だけじゃなく、チームにとってもね。ポルティマオからもうすでにかなりよくなっていたんだ。すごくいいスタートが切れて、最初の3、4コーナーではできるだけタイムを詰めようとかなり頑張って攻めたよ。3、4番手にいるとわかったときには、ちょっと頭を振って、ほんとかどうか確かめたくらいだ。すごくうれしいよ」
「チームは今日のためにすっかりバイクを変えてくれて、すごく気持ちよく走れるようになったと感じたし、グリップも増したんだ。彼らの努力には感謝してもしきれない。でも、明日もまた同じように戦おうと思っている。また勝ててとてもうれしい。久しぶりだからね」
「(最終ラップ、マルコ・ベゼッチに迫られたことについて)ダッシュボードには『+0.5秒』って出ていたものだから、最終ラップはかなり冷静に入ったんだよね(笑)。でも、バックストレートの終わりで、彼(ベゼッチ)のバイクの音がすぐ近くで聞こえて、『くそ!』と思ったよ(笑)。ブロックすることになって、最後の1周は最短距離で走ろうと心掛けた。だからもし彼(ベゼッチ)が僕を抜こうとしたとしても、大きく動かないといけなかっただろう」
「フィニッシュラインを通過したときはもう、大喜びだったよ。15番手からこんなことが起こるなんて想像できなかった。チームにはすごく感謝したいね」