レヴァークーゼン、堂安律所属のフライブルクとドロー決着…バイエルンのブンデス優勝が確定
2025年5月5日(月)2時25分 サッカーキング
堂安律が所属するフライブルクがレヴァークーゼンを撃破! [写真]=Getty Images
前節終了時点で15勝6分10敗という成績を収め、勝ち点「51」の4位につけているフライブルク。在籍3年目の日本代表MF堂安律はここまで9ゴール8アシストをマークするなど攻撃の主軸として躍動し、チャンピオンズリーグ(CL)出場権を争うチームを牽引している。今シーズン2度目の4連勝を目指す今節の対戦相手は昨シーズンの無敗王者レヴァークーゼン。1試合消化の多い首位バイエルンとの勝ち点差は暫定「9」となっており、仮に今節勝利を逃した場合、残り2試合での逆転が不可能になるため、バイエルンの優勝が決定する。
序盤はゴール前の攻防に乏しい展開となる。レヴァークーゼンが7割以上のボール保持率を記録するも、なかなかプレースピードが上がらず、相手のブロックの内側へ入ることができない。対するフライブルクは17分、右サイドのライン際でボールを受けた堂安が巧みなタッチで対峙したDF2人を抜き去りボックス手前に侵入。チュクビケ・アダムへのパスはカットされたが、こぼれ球を拾ったヴィンチェンツォ・グリフォが両チーム通じて最初のシュートを放った。
34分、フライブルクはハイプレスからのショートカウンターで決定機を創出。ピエロ・インカピエからボールを奪ったアダムがドリブルで持ち上がり、最後はボックス内でラストパスを受けたパトリック・オスターヘッジが右足を振ったが、GKマチェイ・コバールの好セーブに阻まれる。それでも44分、マクシミリアン・エッゲシュタインがボックス手前中央で右足を振り抜くと、強烈なミドルシュートがゴール左隅に突き刺さり、先制に成功した。
後半開始早々の48分、フライブルクは後方からのロングボールをチュクビケ・アダムが競り合い、ボックス右角付近の堂安へ展開。左足の柔らかいクロスをヨハン・マンザンビが頭で落としアダムが飛び込むと、インカピエに当たったボールがネットを揺らし、オウンゴールでフライブルクがリードを広げた。2点ビハインドとなったレヴァークーゼンはアルトゥール、アミン・アドリ、エセキエル・パラシオス、ネイサン・テラを投入するも、状況を大きく変えることはできない。
それでも82分、左からドリブルで持ち込んだフロリアン・ヴィルツがボックス手前中央から狙い澄ましたミドルシュートを突き刺し1点差に詰め寄る。さらに90+3分にはセットプレーの流れからヨナタン・ターがヘディングシュートを叩き込んで同点とするが、反撃はここまで。2−2で終了し、バイエルンの2シーズンぶりの優勝が決まった。次節、フライブルクは10日にアウェイでホルシュタイン・キールと、レヴァークーゼンは11日にホームでドルトムントと対戦する。
【スコア】
フライブルク 2−2 レヴァークーゼン
【得点者】
1−0 44分 マクシミリアン・エッゲシュタイン(フライブルク)
2−0 48分 ピエロ・インカピエ(オウンゴール/フライブルク)
2−1 82分 フロリアン・ヴィルツ(レヴァークーゼン)
2−2 90+3分 ヨナタン・ター(レヴァークーゼン)