鈴鹿初走行のマギーさんがフェルスタッペン超え? ハイネケンのeスポーツ発表会でF1シムをドライブ

2024年4月4日(木)18時1分 AUTOSPORT web

 4月4日、東京都港区の東京タワー内にあるRED°TOKYO TOWERにて、ハイネケン・ジャパン主催のeスポーツ大会『Japanese Player 0.0 Final』のメディア発表会が行われた。発表会にはモデルやタレントとして活躍しながら、大のクルマ好きとして知られるマギーさんがスペシャルゲストとして参加し、F1公式ゲーム『F1 23』で鈴鹿サーキットを走行した。


 世界有数のビールメーカーであり、モータースポーツではF1世界選手権とグローバルパートナーシップを結ぶハイネケン。日本法人のハイネケン・ジャパンでは、責任ある適正飲酒を促進する『When You Drive, Never Drink(お酒を飲む日は、乗らない日)』キャンペーンのもとに始動した『Player 0.0』を始動させ、同社として初のeスポーツ大会を主催する。


 F1日本GPを控える4月4日にRED°TOKYO TOWERで開催される日本大会の優勝者は、12月に開催される世界大会への出場権が与えられる。その世界大会には各国の優勝者に加え、Heineken 0.0公式アンバサダーであり、三度のF1チャンピオンであるマックス・フェルスタッペンが参加する。


 同日午前に行われたメディア発表会にはマギーさんに加え、ハイネケン・ジャパンのトニー・ウィーラー代表取締役社長、森下泰博ブランドマネージャーが登壇。『適正飲酒の啓蒙』『F1スポンサーシップ』『eスポーツ』の3つを柱とするハイネケンのF1やeスポーツへの取り組みについて説明が行われた。

ハイネケン・ジャパンのeスポーツへの取り組みを説明する森下泰博ブランドマネージャー


 発表会のトークセッションでは、大のクルマ・モータースポーツ好きとして知られ、いつでもサーキットを走ることができるように国内A級ライセンスを取得したマギーさんが「最終的には国際C級までいきたい」とレースへの思いを語る。


 最初は国内の全日本スーパーフォーミュラ選手権やスーパーGTを見始め、今では海外にも現地観戦に行くほどF1の虜になったマギーさん。2022年雨の鈴鹿でのフェルスタッペン王者決定も現地で見届けているが、2021年の最終戦アブダビGPは自宅で友人と一緒にレースを見ており、フェルスタッペンとルイス・ハミルトンの最終ラップの攻防に「家で叫びました」と続けた。


 また『優しい、上手な運転はなんでしょう?』という問いには、自身で運転しているときの経験を踏まえ「早めにウインカーを出してくれたり、無理に車線変更しない人」とマギーさん。運転する男子は頭の片隅に置いておこう。


「しっかりと周りが見えているドライバーさんはすごく安心します。やはり周りが見えていない人が意外と多いので『こっちに行きたい』という意思表示は丁寧にしてもらえるとありがたいです」


 そんなマギーさん、F1ドライバーのなかでは「レースでは基本みんなアグレッシブなんですけど、バルテリ・ボッタス選手はレース中も紳士なんですよ!」と言い、ボッタスの“マナーの良さ”に関心しているという。


「もちろんわざとではないと思いますけど、F1ドライバーはルールすれすれの部分で相手をコースから押し出しするときがあります。でもボッタス選手だけは無理をしないといいますか、事故に繋がるような動きを絶対にしません。クリーンに抜かせてくれるので、そこが彼の優しいところだなと思います」

笑顔でF1やモータースポーツ、クルマについて語るマギーさん


 F1トークで盛り上がった発表会は、最後にマギーさんが会場に用意されたハンドルコントローラーと『F1 23』で鈴鹿サーキットを走行するプログラムに移った。


 自宅にもシミュレーターを持つマギーさんだが、実車のようなドライビングポジションでプレイするのは初めて。さらに鈴鹿サーキットも走行したことがなく、若干の不安要素が残りつつスタートを切る。


 しかし、いざ走り始めると、その不安とは裏腹にコースアウトする場面もないほど快調な走りを披露。「これがGTカーだったらブレーキもロックしますし、スピンもしまくっていると思いますけど、F1マシンはかなりグリップが高いので走りやすいです」と走行中にコメントする余裕さもみせた。


「恥ずかしい姿を見せたくないから、ギリギリのラインを……」と言いつつ1周を終えたマギーさんが記録したタイムは1分33秒275。もちろん単純比較はできないが、マギーさんのタイムは、2023年の日本GP決勝でフェルスタッペンが記録した1分34秒183のベストタイムを上回る記録だ。


 2周目は自身のタイムを上回るべく、さらに攻めた走りをみせたマギーさんだったが、残念ながらデグナーカーブふたつめで無念のコースアウト。記録更新ならず「もっと練習を重ねてタイムを縮めないといけないですね」と、悔しさを出しつつ走行の感想を語った。


「以前スーパーフォーミュラに参戦している選手に付いてもらって練習したことがあって、そのときにペダルを踏むときは『100%踏んで』ということを言われました」


「普通の市販車だったら、アクセルとブレーキは徐々に踏むかと思いますけど、レーシングカーは、もう『バンッ! バンッ!』と踏んでと言われたので、今日はそのことを意識して走ってみました」


 ハイネケン・ジャパンの『Japanese Player 0.0 Final』は、4月4日(木)17時30分から22時20分(最終入場21時)まで東京タワー内のRED°TOKYO TOWERで開催中だ。参加条件は20歳以上の方限定となるが、入場料は無料で、イベント当日の来場者には、BEAMSプロデュースの限定サングラスが先着順でプレゼントされる。


 そのほかにも、ノンアルコールビールを楽しみながらのeスポーツ観戦やスペシャルゲストによるライブ、豪華ゲストによるエキシビジョンマッチなども開催されるというので、興味のある人はぜひ参加してみよう。


『Japanese Player 0.0 Final』の詳細については、ハイネケン・ジャパンの公式サイト(https://heineken.com/jp/ja/event)をチェックしてほしい。あなたも優勝して世界大会への切符とフェルスタッペンへの挑戦権を得てみてはいかがだろうか。

ハイネケン・ジャパンの『Japanese Player 0.0 Final』のメディア発表会に登壇した森下泰博ブランドマネージャー、モデル・タレントのマギーさん、トニー・ウィーラー代表取締役社長
ハイネケン・ジャパン主催のeスポーツ大会『Japanese Player 0.0 Final』のメディア発表会に参加したマギーさん。ファッションも“ハイネケンカラー”を意識したとのことだ
eスポーツ大会で先着プレゼントされるBEAMSの限定サングラスをかけたマギーさん


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