パレス鎌田大地、三笘在籍のブライトン戦で活躍し監督から称賛される
2025年4月6日(日)12時30分 FOOTBALL TRIBE

4月5日、日本代表MF鎌田大地が所属するプレミアリーグのクリスタル・パレスが、日本代表FW三笘薫が在籍するブライトン・アンド・ホーブ・アルビオンにホームで劇的な2-1の勝利を収めた。
パレスは1932/33シーズン以来となるブライトン相手のリーグ戦ダブル(ホームとアウェィで勝利)を達成。試合は後半終盤にかけて激しい展開となり、両チームから退場者が出る中での混戦を、パレスが守り切ったかたちとなった。
パレスのオリバー・グラスナー監督は試合後、先発した鎌田について称賛したことがクラブ公式ページで紹介されている。
試合中のシステム変更によりボランチから左ウイングバックのような役割も担った鎌田は、試合終盤に相手最終ラインの裏へ抜け出し、ゴールキーパーとの1対1になりかけた。その場面でブライトンのDFヤン・ポール・ファン・ヘッケに倒され、相手に退場処分を与えるきっかけを作った。
グラスナー監督はこのプレーを「正しいタイミングで前に出た好例」と評価し、「このメンタリティが本当に素晴らしかった」とコメント。さらに「選手たちは何をすべきか分かっていた。守って笛を待つのではなく、状況を見て前に出る判断ができていた」と述べ、鎌田を含む選手たちの判断力と戦術理解を称賛した。
また、「今日は9対10や8対10といった数的不利な状況の訓練が役立った」とも語っており、チーム全体の準備が勝利を支えたと振り返った。試合終了後には「この試合にはすべてが詰まっていた。だからこそサッカーは愛される」と語り、特別な勝利であることを強調している。