2日とも水野涼が1番手。ホンダ首位は野左根/2025全日本ロード PRE-TEST “Round ZERO”

　4月10日、2025年MFJ全日本ロードレース選手権シリーズ PRE-TEST “Round ZERO”のJSB1000クラスが栃木県のモビリティリゾートもてぎで行われた。2日間の日程で行われたが、両日ともに水野涼（DUCATI Team KAGAYAMA）がトップタイムを記録した。

　午前は中須賀克行（YAMAHA FACTORY RACING TEAM）、長島哲太（DUNLOP Racing Team with YAHAGI）、そして水野がトップタイムを塗り替えていった。セッション開始35分が過ぎようとしたところで、転倒はなかったが東村伊佐三（SHINSYUREN WITH TOTEC）がヘアピンでグラベルにはまって抜け出せず、赤旗が掲示される。

　約5分間の中断があり再開されると、最終ラップに水野が1分48秒105を記録してトップタイムを獲得した。

　午後は大きなトラブルなく進み、水野と野左根航汰（Astemo Pro Honda SI Racing）が首位を入れ替えつつタイムを伸ばしていく。終盤に水野が1分47秒221をマークして2日目も制した。2番手は最終アタックで1分47秒807までタイムを上げた野左根だ。

　あまりアタックするライダーは現れず、セッティングを進めていた中須賀は3番手、高橋巧（Honda HRC Test Team）が4番手、長島が5番手、浦本が6番手、津田拓也（Team SUZUKI CN CHALLENGE）が7番手となった。

　ロングランを行っていたり、セッティングを詰めていたチームが多かったこと、スーパーフォーミュラのタイヤラバーが路面にのることを考えると、翌週に行われるもてぎ2&4レースでは上位陣のポジションが大きく変わるだろう。

■2025全日本ロードレース選手権 PRE-TEST “Round ZERO” JSB1000クラス 2日目 総合結果