【広島】巨人戦3年ぶりの12得点圧勝…貯金1で首位にゲーム差なし2位タイ浮上
2025年4月12日(土)5時0分 スポーツ報知
お立ち台に上がった森下(左)と菊池(カメラ・岩田 大補)
◆JERAセ・リーグ 広島12—3巨人(11日・マツダスタジアム)
広島打線が、巨人のエースを粉砕した。戸郷から10得点を奪い、4回途中KO。新井監督は「ここまで点を取れるとは想像していなかった」と、ご満悦。今季最多15安打で、巨人戦3年ぶりとなる12得点を挙げた。
ベテラン2人が扉をこじ開けた。1点先取された直後の2回1死二、三塁から35歳の菊池が逆転の2点二塁打。2死二塁から36歳の会沢が今季初適時打で続いた。秋山、坂倉、モンテロを故障で欠く中、菊池は「出ている以上は必死にやっている姿を後輩たちに見せたい」と意地を見せ、猛打を呼んだ。
名古屋からの移動ゲームは、試合前練習を通常より1時間遅らせて行った。新井監督は「休むときは休む」と終盤に大失速した昨季の教訓を忘れていない。1週間前も同様の“省エネ”で12安打8得点したDeNA戦に続き、今季2度目の先発野手全員安打と効果てきめん。連勝で今季初の貯金1とし、首位にゲーム差なしの2位タイに浮上した。(畑中 祐司)