松山英樹、残り245ヤードをピンそばピタリ…2番イーグルで勢い増し首位と5差に縮める
2025年4月12日(土)11時19分 読売新聞
第2ラウンドでスコアを伸ばした松山=AP
【オーガスタ(米ジョージア州)=平沢祐】男子ゴルフのメジャー第1戦、マスターズ・トーナメントは11日、ジョージア州のオーガスタ・ナショナルGC(パー72)で第2ラウンドが行われ、トップと8打差の38位で出た松山英樹は1イーグル、4バーディー、2ボギーでスコアを四つ伸ばし、通算3アンダーの12位で決勝ラウンドへ進んだ。首位は8アンダーのジャスティン・ローズ(英)。
2度目の優勝を狙う松山が序盤に勢いに乗り、11年連続の予選通過だ。
パー5の2番で、フェアウェーからの第2打は残り245ヤード。的確にグリーンを捉えたボールは、ピンまで1・5メートルに転がった。2021年大会王者の会心のショットに、目の肥えたパトロンが沸き立つ。悠々とイーグルパットを沈めると、大喝采が起きた。
帽子のつばに手を当てて応えた松山は、「いいスタートが切れたので、気持ち的に楽になった」と振り返る。4番でボギーをたたいたが、6番のバーディーですぐに取り返す。後半も13、14番で連続バーディーを奪うなど、着実にスコアを伸ばした。
首位との差は三つ、縮まった。「変わらずいいプレーをできるようにしたい」。確かな手応えを持って、決勝ラウンドに臨む。(平沢祐)