松山英樹 吉兆イーグルで5差12位まで上昇 パーオン率は圧巻のトップ! 期待の第3日、カギは?

2025年4月13日(日)1時30分 スポーツニッポン

 ◇マスターズ第2日(2025年4月11日 米ジョージア州 オーガスタ・ナショナルGC(7555ヤード、パー72))

 38位から出た松山英樹(33=LEXUS)は1イーグル、4バーディー、2ボギーの68で回り、通算3アンダーで12位に浮上した。初優勝した21年大会以来のイーグルを記録し、マスターズ第2ラウンドの自己最少に並ぶ好スコアをマーク。首位との差を8打から5打に縮めた。ジャスティン・ローズ(44=英国)が通算8アンダーで単独トップを守った。

 松山が衝撃の一打でパトロン(観客)を熱狂させた。2番パー5。残り245ヤードのフェアウエーから5Iを振り抜くと、球はグリーンに着弾。カップの横を通過してピンの奥で止まった。もう少しでアルバトロスになるスーパーショットに大歓声が湧き上がった。

 1メートルのパットを沈めた松山は「いいスタートが切れた。2番のイーグルで気持ち的に楽になった」と息をついた。イーグルは、初優勝した21年大会第3ラウンドの15番以来で通算8個目。2度目の戴冠を目指す33歳にとっては吉兆といえる。

 フェアウエーキープ率92・86%(4位)とティーショットが安定し、パーオン率88・89%(1位)とアイアンも切れていた。3メートル以内につけたチャンスが7回もあった。

 しかし1メートルを外した7番など3回はパットを決め切れずパット数32(80位)。2日間の成績でもパーオン率が86・11%で1位となった一方でパット数65は88位でアマチュアを除けば最下位。パットが決まれば優勝争いに絡むことは間違いない。

 「今日みたいに、いいショットを打ってチャンスにつけ続けて、パット次第というところにできたら」と決勝ラウンドを見据えた。

 56年にジャック・バーク・ジュニア(米国)は36ホール終了時点で8打差をつけられながら大逆転で優勝を飾った。首位と5打差は十分に射程圏内だ。

 グリーンジャケットに袖を通した4年前は第3ラウンドで大会自己最少の65を叩き出し単独首位に浮上した。「気持ちをフラットにしてトップとの差を少しでも縮められるように頑張りたい」。ムービングデーに勝負を懸ける。

≪イーグルは通算8個目≫

 松山が第2ラウンド(R)2番パー5で奪ったイーグルは21年大会第3R以来の通算8個目となった。ホール別内訳は全てパー5で2、8、13、15番で2度ずつ。年度別では5位に入った15年と優勝した21年の計3個ずつが最多で、11位だった17年が1個。なおラウンド別では第1Rが1度、第2Rが3度、第3Rが3度、第4Rが1度で、ここまで1Rで2個以上奪った例はない。また、大会の最多記録はジャック・ニクラウス(米国)の通算24個。

スポーツニッポン

「イーグル」をもっと詳しく

「イーグル」のニュース

「イーグル」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ