メッツ・千賀が省エネ79球で無失点の2勝目 防御率1・06でナ・リーグの日本人トップ

2025年4月15日(火)1時0分 スポーツニッポン

 ◇インターリーグ メッツ8—0アスレチックス(2025年4月13日 サクラメント)

 メッツ・千賀が13日(日本時間14日)、敵地でアスレチックス戦に先発して7回4安打無失点と好投し、今季2勝目を手にした。7回を投げ切るのは23年9月1日のマリナーズ戦以来2年ぶり。最後は2死から、この日最速の97・6マイル(約157キロ)直球でウルシェラを見逃し三振に斬り「不安がちょっとずつ取れているのがやっぱり一番大きい。80、90(%)ぐらい来ているんじゃないかな」と満足げにうなずいた。

 昨季は右肩痛など相次ぐ故障でレギュラーシーズンの登板は1試合のみ。復活を期すシーズンで手応え満点の投球だ。2、3回は併殺打でピンチ脱出。「ラッキーが重なってのゲッツーで試合序盤を乗り切れた」と振り返るも、今季から取り組む沈むシンカーで狙い通りにゴロを打たせた。79球の省エネ投球。最遅67・9マイル(約109キロ)のカーブと、球速差48キロの緩急も駆使した快投だった。

 同じナ・リーグの他地区で奮闘する日本投手には負けられない。東の千賀に中のカブス・今永、西のドジャース・山本。この日で全員がリーグ6位タイの2勝で並んだ。千賀の防御率1・06は同4位で3人の中ではトップだ。メジャー1年目の23年は12勝を挙げ、サイ・ヤング賞の投票で7位に入った。山本が「日本人がまだ受賞していない。凄く興味がある」と同賞受賞に強い意欲を示しており、今季は3人での熱い賞レースが期待できる。

 「イニングを重ねることで体が順応してくれれば。スピードを出すことに慣れる作業が早く終われば、いい形で1年乗り切れると思う」。チームも地区首位。千賀にかかる期待は自然と大きくなる。

スポーツニッポン

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