序二段力士・若戸桜の澤田剛さん急死に同じ出羽海一門の豊昇龍「一門としても残念です」
2025年4月15日(火)21時1分 スポーツニッポン
日本相撲協会は15日、式秀部屋の序二段力士、若戸桜(本名・沢田剛=さわだつよし)さんが14日に外陰部壊死(えし)性筋膜炎のため茨城県内の病院で死去したと発表した。33歳。北九州市出身。
07年春場所で初土俵を踏み、今年3月の春場所は西序二段52枚目で3勝4敗だった。関係者によると、数日前から体調を崩し、入院していた。現役力士の死去は21年4月に急性呼吸不全で亡くなった三段目の響龍以来。
この日の春巡業では親方衆や力士らが土俵を囲んで黙とうをささげた。会場の照明の一部を消して目を閉じ、境川巡業部長(元小結・両国)は「気の毒に」と話した。
春巡業には式秀部屋から三段目・赤虎、序二段・豪鬼神が横綱・豊昇龍の付け人として参加していたが、この日の朝に同部屋へ戻った。同じ出羽海一門の豊昇龍は「前に1人亡くなったのも出羽海一門だった。一門としても残念です」としのんだ。