序二段力士・若戸桜の澤田剛さんが死去 現役力士の死去は横綱玉の海、勝武士ら

2025年4月15日(火)15時34分 スポーツニッポン

 大相撲の式秀部屋の序二段力士、若戸桜(本名・澤田剛=さわだつよし)さんが、外陰部壊死性筋膜炎で14日午後2時43分に急死したことが分かった。15日、日本相撲協会が発表した。33歳。福岡県北九州市出身。過去にも現役力士の訃報が飛び込んだことがあった。

 若戸桜は2007年春場所初土俵。春場所は西序二段52枚目で3勝4敗だった。関係者によると、数日前から体調を崩していた。最高位は東序二段3枚目。約18年間の相撲人生で通算305勝430敗7休。

 1971年には横綱の玉の海の竹内正夫さん(享年27、片男波)が虫垂炎の手術を受けた後に病院で急死。ライバルの北の富士の竹沢勝昭さんとともに「北玉時代」を築いていた横綱の早すぎる別れだった。

 98年には張り手の闘志あふれる相撲で「角界のならず者」「貴ノ浪最大の天敵」などの異名を持った剣晃の星村敏志さん(享年30、高田川部屋)が肺出血で死去。最高位は小結。

 20年5月には新型コロナウィルス感染症で当時三段目・勝武士の末武清孝さん(享年28、高田川部屋)が死去。勝武士は三段目ながら相撲の禁じ手をコント風に紹介する出し物「初っ切り」でファンの間で人気だった。

 翌21年4月には春場所で土俵に頭部を強打して入院していた当時三段目の響龍の天野光稀さん(享年28、境川部屋)が急性呼吸不全で亡くなっている。取組でのアクシデントがきっかけとなった死去は異例で、大きな衝撃を与えた。

スポーツニッポン

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