打った!走った!阪神・梅野が松山で躍動 6回ダメ押し打&2年ぶり盗塁「しっかり準備ができていた」
2025年4月16日(水)5時15分 スポーツニッポン
◇セ・リーグ 阪神5—1ヤクルト(2025年4月15日 松山)
打って、守って、そして走って、阪神・梅野が快勝に貢献した。才木とのバッテリーでヤクルト打線を完全に黙らせると、3—0の6回1死一、二塁では貴重なダメ押しの左越え2点二塁打。2回には今季初盗塁を決めるなど愛媛・松山で躍動した。
「シーズン、いい時も悪い時もあると思うけど、ああいうふうに下位打者がつなぐと、バッテリーとして嫌なんで。そういうのを目標として今後もやっていけたら」
9回に桐敷が1死満塁を背負って岩崎の救援を仰ぐ展開となり、結果的にはリードを5点に広げていたことが大きかった。2回の第1打席でも左前打し、今季初のマルチ安打。さらにそこでは足でも魅せた。続く木浪の2球目に相手バッテリーの隙を突き、捕手の中村悠が送球できない見事な二盗。昨季は盗塁0だったが“走れる捕手”ぶりを改めて証明した。
「しっかり準備ができていたので。ああやってもっと走れるところも、隙さえあれば狙っていけたら」
23年8月13日ヤクルト戦以来の盗塁で、阪神捕手では3人目の通算40盗塁に到達。33歳になっても引き締まった体形は変わらず、攻守での俊敏な動きも健在だ。頭で、肩で、バットで、時には足でも投手をサポートする女房役は頼もしい。(山添 晴治)
○…梅野(神)が2回に二盗成功。23年8月13日のヤクルト戦(京セラドーム)2回の二盗以来2年ぶりで通算40盗塁目。阪神の捕手で通算40盗塁以上は土井垣武51盗塁、田中義雄45盗塁に続く3人目となった。なおプロ野球捕手の通算盗塁数トップは伊東勤(西)の134盗塁、2位が野村克也(南海、ロ、西)の117盗塁、3位は土井垣武(神、毎日、東映、阪急)の87盗塁。