高校生で100マイル超えが史上初の3人! 25年MLBドラフト候補は“超速球世代”
2025年4月16日(水)11時51分 スポーツニッポン
「ベースボールアメリカ」誌が15日、2025年のドラフト候補となる高校生投手の中で、既に100マイル(約161キロ)を計測した選手が3人もいると報じた。
カリフォルニア州の右腕セス・ヘルナンデスは、同学年で最高評価を受けている高校生投手で、既に何度も100マイルを記録している。先週、USAベースボール主催のナショナル・ハイスクール・インビテーショナル(NHSI)で、ニューヨーク州の右腕ミゲル・シメ・ジュニアも100マイルを叩き出した。そしてイリノイ州の左腕ジャック・バウアーはなんと102マイル(約164キロ)を記録し、高校生左腕として史上最速となった。
同誌によると、これまでに公式記録として100マイルに到達した高校生は17人。01年、テキサス州の高校右腕コルト・グリフィンが、史上初めて高校生として100マイルを記録した。その後、次の100マイル高校生投手が現れるまで10年の歳月が必要だった。11年、オクラホマ州からディラン・バンディとアーチー・ブラッドリーという2人の右腕が同じドラフトクラスで100マイルを記録した。
10年代以降、高校生投手が100マイルの壁を突破するのは、より一般的になってきた。実際、11年以降は100マイル投手が現れなかった年は一度もない。しかしながら、同じドラフトクラスに3人の高校生100マイル投手は初めてだ。