リカルド、元F1王者バトンは「不安定な天候において今でも一番のドライバー」だと語る

2020年4月17日(金)18時4分 AUTOSPORT web

 ルノーのダニエル・リカルドは、2011年にジェンソン・バトンルイス・ハミルトンがマクラーレンでチームメイトであったシーズンの間、“本物の”サーキットでバトンがハミルトンを負かしたことは簡単なことではないと語った。


 バトンとハミルトンは2011年にマクラーレンにそれぞれ3勝をもたらしたが、バトンは主にシーズン後半で見せた一連の優れた走りのおかげで、ドライバーズ選手権ではセバスチャン・ベッテル(当時レッドブル)に続く2位につけ、ハミルトンを凌駕した。


 リカルドはツイッター上で思い出をたどり、過小評価されていると彼が考えるF1のライバル5人を挙げたが、2011年のバトンの成果が正当な評価を得ていないと語っている。


「どうしたら世界チャンピオンが過小評価されるのか? まあ聞いてほしい」


「ジェンソンはF1で何度かすごい年を過ごした。2011年にはマクラーレンでルイス・ハミルトンのチームメイトであり、そしてルイスを正々堂々と破った。それは皆が知っているように簡単な功績じゃない。だから彼を僕のリストに載せたんだ」


「彼は鈴鹿のような“本物の”サーキットで彼(ハミルトン)を打ち負かした。それにあの年の彼のレースペースといったら、2011年に彼は最盛期にあったと僕は考えている」


 リカルドはまた、ハミルトンのよりきらびやかなやり方と大きく異なる、バトンのスムーズで個人的なアプローチを挙げた。


「ジェンソンは他のほとんどの人と違ったやり方をしていた。彼は周りにひとり優れたクルーがいた。彼は控え目で手がかからず、本当に要領が良い人だった」


「彼は、不安定な天候下でのウェットともドライとも言えないというような漠然としたコンディションにおいて、僕が見た中では今でも一番のドライバーだ。2011年のカナダGPは、実は僕が自分のキャリアを始める2つ前のレースだったけれど、彼は勝利したし、あれはこれまでのF1レースでも最高のレースのひとつだった」

2011年F1第7戦カナダGP決勝 優勝を飾ったジェンソン・バトン(マクラーレン・メルセデス)




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