VARによってPKが2度取り消しに…降格危機のバレンシアGM「うんざりしている」

2023年4月17日(月)18時30分 サッカーキング

ノーゴールで終わったバレンシア所属のカバー二 写真]=Getty Images

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 37年ぶりに降格の危機に瀕している“名門”バレンシアのハビエル・ソリスGM(ゼネラルマネージャー)が、レフェリーの判定に怒りを露にした。スペイン紙「アス」が、試合後のコメントなどを伝えている。

 バレンシアは16日、リーガ・エスパニョーラ第29節でセビージャと対戦。前半は拮抗した試合展開だったものの、54分にCK から失点。すぐに切り替え攻め続けると、61分にFWサム・カスティジェホとペナルティーエリア内で競り合ったセビージャMFフェルナンドの手にボールが当たり、PKの判定に。ところがオンフィールドレビューの末に “ノーハンド”の判定となり、PKは取り消された。

 すると74分、セビージャのFWスソにゴールを決められ、差は2点に拡大。その後、バレンシアは82分に、マルコス・アンドレがゴール前で倒され、主審はペナルティースポットを指差したが、再度オンフィールドレビューの末にPK取り消しとなった。
 
 悪い流れは断ち切れず、84分にはバレンシアのMFイライクス・モリバが危険なタックルによる一発レッドで退場。数的不利な状況で万事休すとなり、0−2での敗戦となった。

 試合後のゼネラルマネージャーの、ハビエル・ソリスGMは「私たちはうんざりしている、今日のレフェリングは本当に恥ずべきものだ」と強い口調で語り、「これが初めてではない。すべてのクラブがこの国のレフェリングのレベルに苦しんでいる」と非難した。

 現在、18位に沈むチームについて「このクラブはとても大きく、104年の歴史がある」と前置きし、「私たちがすべきことは、働いて、働いて、働いて、前に進むこと。」と主張。残留圏まで勝ち点3差の18位に位置するチームを鼓舞した。

 2014年にシンガポール人のピーター・リム氏が会長に就任して以降、低迷が続くバレンシア。サポーターの不満が高まる中、スペイン屈指の名門はラ・リーガ残留を果たせるのか注目だ。

サッカーキング

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