MLBで最も優れたフロントオフィスはドジャース「お金のあるマネーボール」「40人枠に60人いる」
2025年4月17日(木)11時10分 スポーツニッポン
スポーツ専門サイト「ジ・アスレチック」が16日、MLB球団のフロントオフィスをランク付けし、ドジャースを1位に選んだ。
MLB球団の幹部40人が投票した結果で、ドジャースは23人から1位票を得た。ドジャースは2024年のランキングでも1位で、この時は19人から1位票を得ている。
高い評価を得ているのは、就任から10年がたったアンドリュー・フリードマン編成本部長だ。ある幹部は「ドジャースは巨大な存在。でも、その“巨人”はアンドリューが長年かけて一つ一つ積み上げてきたもの。いきなり巨大になったわけじゃない。勝つために100もの非凡な判断を下し、選手の価値を高め、あらゆる角度からチームを構築してきた。その結果、今では何でもできるような体制が整っている」と言う。今のドジャースは「お金のあるマネーボール」で、フリードマン氏がレイズからドジャースに移籍したとき、他球団が最も恐れていた形が現実となっている。
「彼らはロースターの管理が本当に上うまい。時々、40人枠に60人いるんじゃないかって思うくらい。どうやって回しているのか分からない。資金力だけじゃない。常に良い判断をしているからだ。世間では彼らを批判する声も多いけど、ルール違反はしていない。もし自分たちが同じ立場にいたらきっと同じことをやると思うよ」と話すのは、あるア・リーグのGM。また、あるナ・リーグの幹部も1位票をドジャースに投じた。野球運営のあらゆる分野で常に新しく、より優れた方法を見つけているという。
ランキングの2位はレイズで12人の1位票、3位はブルワーズで1人の1位票を集めた。4位以下はガーディアンズ、ヤンキース、ブレーブス、フィリーズ、ダイヤモンドバックスと続いている。