オリックス ドラ6片山がプロ初登板で2回1失点 岸田監督「逃げずに向かっていったのが...」
2025年4月17日(木)5時52分 スポーツニッポン
◇パ・リーグ オリックス0—5西武(2025年4月16日 京セラD)
オリックスのドラフト6位右腕・片山楽生投手が、4点劣勢の8回からプロ初登板を果たした。
「1軍の打者のレベルを痛感しましたし、課題が残る登板になった」
1イニング目は先頭の長谷川に内野安打を浴びるなど1死二塁を背負うも、炭谷を遊ゴロ、代打・セデーニョを二ゴロに仕留めて切り抜けた。9回は先頭の西川から145キロ直球でプロ初三振を記録。そこから源田、ネビンに連続で二塁打を浴びて1点を失ったが、その後の1死一、三塁は無失点で切り抜けた。
今月9日にプロ初昇格もなかなか登板機会に恵まれず、ついに訪れた初マウンドに「ずっと悶々としていたので、やっと巡ってきたな」と率直な感想を口に。登板後は厚沢投手コーチから、ネビンに初球を適時二塁打された場面について「ボールから行く場面とか、そういったところは冷静に。いい勉強になったんじゃないか」と背中を押された。
「真っすぐの強さだったり、変化球の精度のレベルが一つ二つ上がらないと、1軍の打者は簡単に空振りしてくれないし、打ち損じてくれないので。2軍で真ん中に入って打ち損じてくれたから良しというわけではなくて、しっかり投げきれるかの精度の部分を突き詰めてやっていかないといけない」
初登板を終えて課題を口にした新人右腕に、岸田監督も「どんどん勝負にいく中で、逃げずに向かっていったところがよかった」と一定の評価を与えていた。