新企画!!T―岡田氏 オリックス恒例「Bsオリっこデー」を前に少年少女の質問に答えました

2025年4月29日(火)5時45分 スポーツニッポン

 オリックスの球団アンバサダーで、本紙評論家のT—岡田氏(37)が読者からの質問に答えたり、選手などを直撃して舞台裏の秘話をお届けする新企画「とっておきの話 聞いてオリます」がスタート。第1回は野球に励む少年少女の素朴な疑問に答えます。球団はきょう29日から恒例イベント「Bsオリっこデー2025」を開催。本紙でも通算204本塁打のスラッガーが紙面等々を通じ、子供たちに野球の素晴らしさを届けます。 (取材・構成 阪井 日向、山本 浩之)

 【T—岡田氏 とっておきの話 聞いてオリます】

 福谷次元さん(6年)城東ファイターズ所属の一塁手。

 【Q】小学生の時に憧れていた選手は?

 【A】松井秀喜さんです。あの、きれいなホームランに衝撃を受けたのが最初です。そして、調子が良くても悪くても一切表情に出ない。その4番としての立ち振る舞いを見ていて、いつも凄いなと思っていました。こういう4番打者になりたい。プロに入ってからも憧れの存在でした。

 呉原俐成さん(6年)岸和田ベアーズ所属の外野手。

 【Q】プロに入った時はどんな気持ちでしたか?

 【A】憧れていた世界に入ることができて最初はドキドキ、ワクワクしていました。中学生の頃はプロ野球選手になりたいという思いで、高校生の頃はプロ野球選手になるんだと思っていました。ただ、1年目の春季キャンプで違いを痛感。“とんでもないところに来てしまったな”“この世界でやっていけるかな”と思いました。当時は吉井さん(現ロッテ監督)や清原さん(元オリックス)など20歳以上も年が離れた大選手たちがいました。とにかくプロのスピード感に驚きました。投手が投げるボールのスピード、走るスピード、捕球から送球のスピード、スイングスピードなどすべて。一瞬でプレーが終わってしまう。当時、コーチの方に“今までのテンポの2倍以上の速さを意識してほしい”と言われたことを覚えています。ワクワク、ドキドキが一瞬して不安に変わりました(笑い)。

 多々野麗心さん(6年)南桜塚少年野球所属の外野手。

 【Q】練習で打てるようになってきたが、試合でなかなか打てない。試合で練習と同じパフォーマンスを出す良い方法はありますか?

 【A】まずは、この質問に凄いと感じました。小学時代に、こんなことは考えたこともありませんでした。よく考えてプレーしているんだなということが伝わります。この質問をする時点で凄いです。実は、プロも同じで、その答えを求めて日々やっています。この質問は永遠の課題。その中で一つのヒントとしては、どれだけ練習でできるかです。何度も何度も練習をして反復練習もすること。練習の中で自信をつけて下さい。打率10割の選手はいません。ただ、練習では10割を目指す。そこに近づこうとすることが大事。一方、試合では練習でつけた自信を持って臨んで下さい。“これだけやってきたら大丈夫”だと自分に言い聞かせて下さい。必ずミスや失敗はあります。失敗をしても次に向けてやる。その繰り返しです。それが野球の面白さの一つでもあります。そして野球というスポーツを選んでくれてありがとう。ひと昔と違って女子野球も発展しています。この先も頑張って野球を続けて下さい。

 山根粋さん(6年)玉櫛スラッガー所属の外野手

 【Q】打席に入る前の心構えは?

 【A】相手投手を観察することが大切です。“どういうボールを投げている”“ストライクを取ることに苦しんでいる”など…。ベンチで声を出している時から常に観察です。仮に速いボールを投げている投手であれば、指を一本、二本分短くバットを持ってコンパクトにいくとか。それの考えはプロでも同じで、私もしていたことです。頭を使って工夫する。そして気持ちの部分も重要。“打ってやる”という気持ちは大事です。先の質問にも通じることですが、今まで頑張って練習をしてきたことを思い出して“大丈夫!”と思うことです。

 中川蒼汰さん(6年)箕面モンキーズ所属の捕手。

 【Q】野球をする上で一番大事にしていることは?

 【A】準備です。練習をする上でも、試合をする上でも準備を大切にしてきました。「1」を大切にして下さい。練習の時も1球目、1スイング目、1歩目など…。最初から全力で取り組むための準備。当然、試合では最初のプレーから全力が求められます。何をする上でも準備が一番大切です。後悔しないためにも準備して下さい。勉強も同じですよ。また、捕手というポジションは一人だけみんなと逆の方向を向いています。その姿は投手だけでなく、野手も見ています。周りに大きな影響を与えるポジションです。堂々とした姿勢を見せることを意識してほしいです。

 最後に、失敗を恐れてプレーすることはしないで下さい。プロ野球選手でも絶対にミスはします。反省は試合が終わってからする。ミスをして、失敗をして成長していきます。決して怖がらずに前を向いてやって下さい。楽しいから続けられると思います。皆さん頑張って野球を続けて下さいね。 (スポニチ本紙評論家)

 B…きょう29日からのロッテ2連戦と、5月5日からの日本ハム3連戦(いずれも京セラドーム)で「Bsオリっこデー2025」を開催する。選手らは背ネームがニックネームになった同イベント限定のユニホームを着用。各日に訪れる来場ゲストとの触れ合いイベントなどが予定されており、同5、6日には応援している選手の似顔絵などを募集する「オリっこ画伯ブース」も設置されるなど、子供たちが楽しめるイベントが盛りだくさんとなっている。

スポーツニッポン

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