【オリックス】大阪市の「ミナトクダンシ」がV弾!オリっこデー連勝導いた チームは絶好調・首位で5月突入へ
2025年5月1日(木)5時0分 スポーツ報知
2回無死、西川龍馬が右翼へ本塁打を放つ(カメラ・朝田 秀司)
◆パ・リーグ オリックス5−0ロッテ(30日・京セラドーム大阪)
オリックスは西川龍馬外野手(30)が2回に先制ソロを放ち、4月29日に始まった「Bsオリっこデー2025」で連勝した。
オリックス・西川が「あいつが打ちすぎているんで、何とかね…」と、太田に負けない輝きを放った。「Bsオリっこデー」に合わせ、考案した背ネームは「ミナトクダンシ」。大阪市港区出身の天才打者は2回、先頭で鮮やかにかっ飛ばした。
「強く打ちにいくことだけを考えて、それがたまたまホームランになった」。2ボールから、種市が3球続けた低め直球をたたいた。「全くこだわっていない」と理想の打撃に徹し、右越えへ先制の1号ソロ。今季26試合、108打席目で初アーチをかけた。
広島からFA移籍2年目は、ロケットスタートを決めた。開幕5試合で20打数11安打の打率5割5分。裏には強い覚悟があった。「このままなら示しがつかない」と、つぶやいたのが3月中旬。打率5分1厘と苦しむオープン戦の途中だった。実績やキャリアは不問。プロとして潔く、ファームで再調整を覚悟していた。
5回無死一塁ではフォークを中前打。西川にしかできないだろう「ワンバン打ち」の曲芸だった。この日は5回の時点で先発全員安打。岸田監督は「辛抱してみんながやってくれているのが、こうして乗り切れているところ」とたたえた。打撃面での復調を図り、正三塁手の宗が1日に登録を抹消される見通し。長い一年を見据えた選手運用も進めている。3、4月は貯金5の首位で終了。背番号7の貢献も見逃せない。(長田 亨)