最速135キロの異色左腕 遅いカーブに対戦相手激怒「Fの付く言葉を連発...何を怒ってるんだろうって」
2025年5月1日(木)18時38分 スポーツニッポン
オリックス、阪神で通算176勝を挙げた星野伸之氏(59)が4月29日放送のBSフジ「プロ野球レジェン堂」(火曜後10・00)に出演し、“遅いボール”についてのエピソードを披露した。
130キロ台の直球と100キロ以下のカーブを駆使し、1987年から11年連続2桁勝利をマークするなどオリックスを支え、96年には19年ぶりの日本一に貢献した。球の遅さゆえの“素手キャッチ事件”など数々の逸話を残しているが、番組MCのフリーアナウンサー徳光和夫から「最速140キロは出てる?」と聞かれると「135(キロ)で」と即答。「2軍の時に山本昌が“いや、お前136キロ出てた”とかっていう」と続け、スタジオを盛り上げた。
ボールが遅いというだけで対戦相手を怒らせたこともあった。「バナザードですね。何で怒ってるか最初分からなかった。Fの付く言っちゃいけない言葉を連発されて、何を怒ってるんだろうっていうのが最初だったんですけどね」と88〜90年に南海・ダイエーでプレーしたバナザードとのエピソードを披露。
「多分なめられてると思ったんでしょうね」と星野氏のスローカーブに“侮辱されている”と誤解したという。気性の激しさで知られた助っ人との対戦について「僕はただ普通にストライク投げただけだけどそれで怒ってたんで、何に怒ってるかは最初分からなかったけど。何球か投げているうちに何回か怒るから、カーブで怒ってるからそういうことかと」と振り返り、苦笑いしていた。