神戸 FW佐々木の豪快ドライブシュートで先制しホーム初勝利「FWならば打つべき」

2025年4月17日(木)6時0分 スポーツニッポン

 ◇明治安田J1リーグ第12節 神戸2—1川崎F(2025年4月16日 ノエスタ)

 3連覇を目指す神戸は川崎Fに2—1で競り勝ち、今季初の連勝で勝ち点15に伸ばした。FW佐々木大樹(25)の豪快なドライブシュートで先制し、ホームで待望の今季初勝利を挙げた。

 驚きの一撃が、スタジアムのため息ムードを切り裂いた。0—0の前半31分、敵陣右エリアでパスを受けた神戸の佐々木が先制ゴールを挙げた。「前にいくことを意識していたし、FWならば打つべきだと思った。軌道が変わったのを見て“入った”と思った」。ゴール前へのクロスと見せかけて、右足を振り抜いた。相手に当たってドライブ回転が掛かり、GKのニアサイドを豪快に射抜いた。

 その1分前だった。エリキのプレスから決定的なシュートチャンスを得た。だがゴールを捉えきることはできず、左に外してしまった。「個人的には決めないといけないシーンだった」。その後のプレーに影響が出てもおかしくなかったが、大迫に代わって1トップで起用された周囲の期待を裏切るわけにはいかなかった。「すぐに切り替えてやれた」。今季2点目であっさり汚名返上を果たし、さらにトゥーレルの追加点につながるCKも獲得した。守備でも最前線から献身的にボールを追い続けた。

 チームとしても攻守で高い連動性を見せ、5試合ぶりの複数得点。今季初のリーグ2連勝で、今季ホーム初勝利も手にした。さらなる成長を求めてクラブのエース番号である背番号13を志願した生え抜きFWは「神戸らしいハードワークや球際の強さを出せた。そこで勝てればゴール数は増えていくし、勝利の可能性も上がってくる」と自信を深める。大混戦のJ1リーグで、いよいよ大本命が目覚めの時を迎えた。 (飯間 健)

スポーツニッポン

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