ソフトバンク9回2点リードで守護神オスナまさか3失点 小久保監督「自慢の中継ぎ陣でやられている」
2025年4月18日(金)6時0分 スポーツニッポン
◇パ・リーグ ソフトバンク3-4楽天(2025年4月17日 みずほペイペイ)
球場が一瞬にして静まり返った。2点差でつながれたリレーは最後の直線でバトンが落ちた。9回、オスナが4安打3失点で勝ち試合を落とした。小久保監督は「うん、まあね…。今はヘルナンデスもいない。自慢の中継ぎ陣でやられているなと思う」と話すと、早々に会見場を去っていった。
9回は先頭打者の渡辺佳に右翼線二塁打、続く代打・村林にまさかの左中間2ランを浴び同点に追い付かれた。1死後には小深田に左前打、続く浅村に右中間フェンス直撃の適時三塁打を浴びて勝ち越された。
終盤のプランが狂った。先発・前田純が6回無失点。6回の攻撃で中村が劇的な3ランを放った。暗雲が漂い始めたのは8回。3番手・松本裕が2死三塁から鈴木大に右翼線適時打を浴びて2点差とされた。松本裕は今季登板6試合目で初失点となった。
6試合登板で2敗を喫し、防御率11・57のヘルナンデスは16日に出場選手登録を抹消されて再調整中。他のリリーフ投手の負担が増え、オスナは防御率が7・88と悪化。今季9敗のうち4度が逆転負けだ。盤石だったはずの救援陣が早くも踏ん張りどころを迎えている。