西田凌佑が統一戦を聞かされたのは前日...中谷潤人相手に不利予想も「気にならない。自分の力を出す」

2025年4月18日(金)12時51分 スポーツニッポン

 ボクシングのWBC世界バンタム級王者・中谷潤人(27=M.T、30戦全勝23KO)とIBF同級王者・西田凌佑(28=六島、10戦全勝2KO)が6月8日(日)に東京・有明コロシアムで王座統一戦を行うことが18日、発表された。WBA王者が堤聖也(角海老宝石)、WBO王者が武居由樹(大橋)と、日本人が主要4団体の世界王座を独占するバンタム級で、待望の統一戦となる。

 西田に対してはIBFから、同級3位ホセ・サラス・レイエス(メキシコ)と指名試合の指令が出ていた。指名試合か中谷戦か分からなかったという西田が、統一戦を正式に聞かされたのは前日17日のこと。中谷とは3度目の防衛に成功した2月のリング上以来の対面で「すらっとしてて。前回会った時とあまり印象は変わってない。顔が小さい」と印象を語った。

 昨年12月の初防衛成功後、「まあやるだろうなと」中谷戦を想定して既に100ラウンドのスパーリングを消化。フェザー級のフィリピン人選手やスパーバンタム級の日本人ランカーを相手にしており、今後は米国からフェザー級の世界ランカーを招へいする。会見ではベルトを返上してでも挑戦したかったと明かしたが、囲み取材では「彼が強いから。自分は世界チャンピオンですけど(世界王者は)4人いて、自分が一番じゃない。それがちょっと自分でも気になるので」と説明した。不利予想は免れないが、大森翔平(ウォズ)戦や比嘉大吾(志成)戦でも前評判を覆して勝っており、「そういう意見は気にならない。トレーナーや応援してくださっている方々を信じて、自分の力を出そうと思っています」ときっぱり話した。

 同じ日本人対決となった3月のWBC&WBAフライ級王座統一戦、寺地拳四朗(BMB)vsユーリ阿久井政悟(倉敷守安)の激闘に「刺激を受けた」という。特に自身と同じ家族のいるユーリのファイトに感銘を受けたそうで「やっぱり生活というか人生を懸けてるんだな」と自身に重ね合わせた。減量が厳しく、中谷戦後は階級を上げる可能性もあるが「今回落としてみて結構厳しければ上げると思います。でも、先のことよりも目の前の試合しか考えていない。簡単に勝てる相手じゃない。これが最後だと思ってやります」と決意を口にした。

 興行のもようはプライムビデオで独占ライブ配信される。

スポーツニッポン

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