中谷潤人「全力で挑んでいく」西田凌佑「返上してでも挑戦したかった」6・8バンタム級王座統一戦
2025年4月18日(金)11時31分 スポーツニッポン
ボクシングの帝拳プロモーションは18日、都内のホテルで会見を開き、6月8日(日)に東京・有明コロシアムで「PrimeVideoBoxing13」を開催すると発表。WBC世界バンタム級王者・中谷潤人(27=M.T、30戦全勝23KO)とIBF同級王者・西田凌佑(28=六島、10戦全勝2KO)の王座統一戦が正式発表された。WBA王者が堤聖也(角海老宝石)、WBO王者が武居由樹(大橋)と、日本人が主要4団体の世界王座を独占するバンタム級で、待望の統一戦となる。
3階級制覇の中谷は2月24日、ダビド・クエジャル(メキシコ)に3回KO勝ちして3度目の防衛に成功。試合後のリングに上がった西田に「西田選手、やりましょう」と統一戦を呼びかけると、西田も「ずっと中谷選手とやりたいと思っていた。ぜひお願いします」と応じていた。
会見した中谷は「フライ級時代からずっと口にしてきた統一戦を今回、ようやくさせていただけることに感謝して、全力で挑んでいきたい」と話した。西田のイメージを「同じサウスポーでもスタイリッシュなボクシング」と語り、バンタム級転向後は全てKO勝ちしているだけに、「もちろんそういうアクションを増やしていきたい」とKO統一に意欲を燃やした。今回がバンタム級最後の試合になる可能性を問われると「チームと相談しながら決めていきたい。まずはこの試合をしっかりクリアしたい」と答えた。
一方の西田は「試合が決まったのは最近。指名試合とどっち(が先)か分からなかったが、タイトルを返上してでも挑戦したいと思っていた。ベルトを懸けて中谷選手に挑戦できるのがとてもうれしい」とコメント。中谷を「どの距離でも戦えて一番の強みはパンチ力」と評し、「気持ちで負けないようにして作戦どおりに戦いたい」と抱負を述べた。六島ジムの枝川会長は「なかなか自分で意思表示をする人間ではないのに本人がやりたいと言うので本気なんだなと。抑えることはできなかった」と説明した。
興行のもようはプライムビデオで独占ライブ配信される。