中谷潤人 自身初の統一戦へ米合宿出発 西田戦はザ・リング認定ベルトかけられ「凄いモチベーション」

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　◇WBC＆IBF世界バンタム級王座統一戦　　WBC王者・中谷潤人《12回戦》IBF王者・西田凌佑（2025年6月8日　東京・有明コロシアム）

　WBC世界バンタム級王者の中谷潤人（27＝M・T）が20日、IBF世界同級王者・西田凌佑（28＝六島）との王座統一戦に向けて、試合前恒例の米ロサンゼルス合宿へ羽田空港から出発した。出発前に空港で取材に応じ「もちろん気持ちが入っている。現地ではたくさんスパーリングをするので、より繊細な調整をしていきたい」と自身初の統一戦に向け気合十分に話した。

　本格的な“西田対策”は現地到着後に師事するルディ・エルナンデス・トレーナーと話し合ってから開始し、連日のスパーで練っていく方針。「（次戦の相手に）関係なく右の選手を連れてきたりするので、そこはサウスポーの選手をお願いする」とスパーリングでの同トレーナーへの“異例”の要求も笑顔で明かしながら「西田選手は丁寧に戦われる選手。その点では自分から崩れないところ大事になる。いろんなタイミングにチャレンジして、微調整しながらやっていきたい」とサウスポー同士の無敗対決へ表情を引き締める。

　西田戦には米国老舗専門誌「ザ・リング」の認定チャンピオンベルトがかけられると19日（日本時間20日）、同メディアから発表された。現在同ベルトを保持する日本人世界王者は世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥（32＝大橋）のみ。過去に白井義男氏、ファイティング原田氏らも手にした伝統のベルトに「凄いモチベーションになる。そのベルトは後からついてくるものだが、一つの励みとして全力で合宿を積んでいきたい」と新たな刺激を胸に自身初の大一番に臨む。

　興行はプライム・ビデオで独占ライブ配信。