サウジGPでローソンの逆襲もあり得る? 母国メディアは下部カテゴリー時代の成績を強調「後押しするのはジェッダでの実績だ」

2025年4月19日(土)14時0分 ココカラネクスト

ローソンは自信を失っていないようだ(C)Getty Images

 今季開幕から間もなく、レッドブルのシートを喪失し、グループ内で“降格”という苦難と向き合うこととなったリアム・ローソン。自身初めてのフル参戦シーズンは、日本GPからレーシングブルズに移り、再スタートを切った。

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 角田裕毅とのドライバー交代は2戦終了時というタイミングもあり、さまざまな声が上がった。その中では、当然のことながらローソンのスキルや経験不足を論じられたものの、レッドブルグループ首脳陣による決断が、23歳に対する非情なものだったと評する反応も少なくなかった。

 古巣に戻り、日本、バーレーンの2戦でも下位に沈むなど、満足のいく結果を残せていないローソン。サウジアラビアGPが開幕を迎える4月18日、ニュージーランドメディア『New Zealand Herald』では、ローソンが語った現在の心境などを紹介している。

 意外にも、トップチームのシートを失ったにも拘らずローソンからは力強い言葉が発せられており、「シーズン当初から自信は何も変わっていない」と明かしているという。また他にも、「チームとしても、どういうセットアップが自分たちに合っているかがわかってきている」とポジティブな発言もみられる。

 加えて母国メディアは、目の前のサウジアラビアでのレースについて、これまでの経験がアドバンテージになり得ると主張する。トピックの中では、「ローソンの自信をさらに後押しするのは、過去のジュニアカテゴリーでのジェッダ・コーニッシュ・サーキットでの実績だ」と説き、フォーミュラ2時代での成績に言及。「2021年に初めてこのサーキットを訪れた際はスプリントレースで2位、翌年は同レースで優勝している」などと綴っている。

 その上で、ローソン本人がF1キャリア初となるジェッダのレースを展望したコメントを掲載。前回のバーレーンと比較しており、「このコースはまったく違う。路面も違うし、速度域も非常に高い。大きな適応が必要になる」などと訴えており、「今の中団グループは本当に僅差だから、どのポジションに入れるか予測するのはとても難しい」とも語っている。

 トピックでは他にも、「楽観的になっており、全力でプッシュしているけど、現時点ではどこに食い込めるか本当に分からないよ」と見通す、ローソンの言葉も紹介されている。失意の経験も引きずることなく前を向き続ける、若きF1パイロットのチャレンジはまだ始まったばかりだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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