巨人の泣き所だった1、2番で「イズワカ」躍動!計4安打4打点 阿部監督の“吉兆データ”も継続

2025年4月19日(土)5時30分 スポーツ報知

3回2死二塁、若林の適時打で生還した泉口(カメラ・今成 良輔)

◆JERA セ・リーグ ヤクルト2—7巨人(18日・神宮)

 1、2番の躍動が勝利を手繰り寄せた。阿部監督は初めて「1番・泉口」、「2番・若林」の組み合わせを起用し、2人で4安打4打点と機能。泉口を「いい働きをしてくれてね。守備もそうだし」とたたえ、若林にも「2番に誰入れようか迷ったんだけど、いい仕事してくれて良かったなと」とうなずいた。

 ここまで泣き所だった1、2番。キャベッジが2番に入っていた開幕カード3戦こそ光ったが、4戦目から前日17日までの1、2番の打率は2割1分5厘、出塁率は2割7分6厘だった。泉口は13日・広島戦(マツダ)から5試合連続1番で奮闘。3試合連続2番だった甲斐は、5番に入っていた大城卓のコンディションが万全でないため、この日は「5番」で出場となり、若林が「2番」に入った。今がチャンスでもある新コンビはその起用に応えた。

 3回は2死一塁から泉口が左中間へ先制適時二塁打。若林も左前適時打で続くと、直後に二盗に成功し、3連続適時打につなげた。7回は2死三塁で泉口が中前適時打を放つと、若林は左中間適時二塁打。複数得点を奪ったイニングは、ともに2人が絡んでいた。

 チームはキャベッジら離脱中の選手も少なくないが、若手にとっては定位置確保へ大チャンス。若林は「泉口が打ったら僕も打たないとって(思う)」と相乗効果を口にし、泉口は「若い選手でチームを盛り上げられたら」と力を込めた。指揮官の試合後取材対応なしの次戦は、昨季から4戦4勝と吉兆データも継続。新コンビの奮闘で、収穫の1勝となった。(田中 哲)

スポーツ報知

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