山本由伸、今季最長7回無失点 防御率0・93はリーグトップ 奪三振も2位 21回連続自責なしの無双状態
2025年4月19日(土)10時58分 スポーツ報知
◆米大リーグ レンジャーズ—ドジャース(18日、米テキサス州アーリントン=グローブライフフィールド)
ドジャース・山本由伸投手(26)が18日(日本時間19日)、敵地・レンジャーズ戦で今季5度目の先発。今季最長の7回5安打無失点10奪三振と快投し、防御率0・93でリーグトップに立った。0・98のグリーン(レッズ)を抜き去った。2試合連続100球超えとなる102球。メジャーでは自己最多タイ、2度目の10Kで奪三振でもリーグ2位だ。18回連続無失点、21回連続自責点なしと“無双状態”に突入した。
この日、大谷翔平投手(30)は真美子夫人が出産間近ということで遠征に帯同せず、「父親リスト」入り。今季初欠場となった。先輩不在の状況でマウンドに立った山本は初回に1番・セミエン、2番・シーガーを連続三振に斬るなど3者凡退の立ち上がり。2回も3つのアウトは全て三振で奪った。
3回は2死から連打を浴び、二、三塁のピンチを背負ったが、3番・ピダーソンを一ゴロに仕留めた。4回2死二塁では捕手・スミスのサインに首を振り、スライダーでバーガーを空振り三振。この日10奪三振で今季38Kまで伸ばし、リーグトップのウィーラー(フィリーズ)とは3個差の同2位となった。最速96・1マイル(約154・7キロ)の直球に、スプリット、カーブなど多彩な変化球も光った。
山本は今季、3月18日に行われた東京シリーズ開幕戦でカブスを相手に初勝利。前回登板、今月11日(同12日)の本拠地・カブス戦では6回2安打無失点9Kと圧巻の投球で2勝目を挙げた。レンジャーズ先発のJ・デグロム投手(36)とは初の投げ合い。最優秀防御率1度(18年)、サイ・ヤング賞2度(18、19年)のメジャーを代表する剛腕とのマッチアップは現地でも注目を集めていた。デグロムが7回3安打ながらエドマンに先頭打者弾を浴びた一方、由伸は失点を許さなかった。