【皐月賞】ミュージアムマイルのダービー鞍上は…モレイラ騎手「スケジュールを抜きにすれば乗りたい」
2025年4月20日(日)18時1分 スポーツ報知
ミュージアムマイル騎乗で勝利し、ムチを投げて喜ぶジョアン・モレイラ騎手(カメラ・荒牧 徹)
◆第85回皐月賞・G1(4月20日、中山競馬場・芝2000メートル、良)
クラシック第1戦は3歳牡馬18頭によって争われ、3番人気のミュージアムマイル(栗東・高柳大輔厩舎、父リオンディーズ)が、先に抜け出したクロワデュノールを差し切って重賞初制覇で1冠目を手にした。勝ちタイムは昨年のジャスティンミラノを0秒1更新するレースレコードの1分57秒0。
昨年の朝日杯FSで2着に入り、前走の報知杯弥生賞ディープインパクト記念は1番人気に推されたが4着。今回はジョアン・モレイラ騎手との新コンビで巻き返した。報知杯弥生賞を1番人気で敗退して本番で勝利したのは66年ニホンピロエース、96年イシノサンデーに続く29年ぶり3頭目。
モレイラ騎手は桜花賞(エンブロイダリー)に続くG1連勝で、高松宮記念(サトノレーヴ)を含め今年の春G1は4戦3勝。桜花賞と皐月賞の連勝は、19年のクリストフ・ルメール騎手以来6年ぶり6人目。高柳大調教師はクラシック初勝利となった。
モレイラ騎手は「1番人気はレース前もレース中も意識した。直線向いてそこまで瞬発力を発揮しているように見せなかったので、ハナに立つのは早かったが、この馬の素晴らしい脚を見せてくれた」と喜びのコメント。ダービーでの騎乗については「あくまで騎乗依頼があれば調整したいですが、その時期にブラジルで乗らなければいけない責任もある。全体的なスケジュールを見て決めなければいけないですがスケジュールを抜きにすれば乗りたいです」とした。今回の短期免許は4月28日までとなっている。
2着は1番人気のクロワデュノール(北村友一騎手)、3着は4番人気のマスカレードボール(横山武史騎手)が入った。