鹿島鮮やか逆転勝利、連敗脱出 システム変更&投入直後にターレスV弾、51歳誕生日の鬼木采配ズバリ

2025年4月20日(日)16時19分 スポーツ報知

後半28分、鹿島・ターレス・ブレーネル(左)がゴールを決める(カメラ・朝田 秀司)

 ◆明治安田J1リーグ▽第11節 岡山1—2鹿島(20日・JFEス)

 鹿島は岡山に2—1で逆転勝利し、リーグ戦の連敗を3で止めた。この日が51歳の誕生日だった鬼木達監督は、監督キャリア初の“バースデー勝利”を飾った。

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 けが人が相次ぎ、苦しい台所事情の鹿島は、ここまで全試合出場のMF樋口雄太、リーグ得点王(8ゴール)のレオセアラら複数の主力選手を欠き、試合に臨んだ。

 鹿島ペースで試合が進む中、前半19分にFW師岡柊生がPKを獲得。キッカーを任されたFW鈴木優磨のキックは相手GKにセーブされたが、こぼれ球をMF知念慶が押し込んだ。

 しかし、鈴木が蹴る際に知念がラインを越えていたとして、長時間の検証の結果、得点は取り消しに。同44分には相手の右ウィングバックに中央への侵入を許し、最後はGKとの1対1から先制点を与えた。

 後半から戦い方を修正した鹿島は、食いつく傾向にあった相手DFラインの背後を有効に使えるようになった。同5分、左からのクロスを右で受けたDF津久井佳祐が中に折り返し、FWチャヴリッチが流し込んで試合を振り出しに戻した。

 後半27分のMF師岡柊生の負傷退場は鹿島にとってバッドニュースとなったものの、ここで鬼木達監督はシステムを4—2—3—1に変更し、トップ下の位置にMFターレスブレーネルを投入。決勝点はその1分後、ターレスの右足から生まれた。舩橋佑の縦パスに抜け出したチャヴリッチがシュートフェイントで相手DFに尻餅をつかせ、フリーのターレスに横パス。ターレスが落ち着いて振り抜いた。

 終盤はDFキムテヒョンを投入し、5バックにシフトして逃げ切った。指揮官が「再出発」と位置づけた一戦で、リーグ戦4試合ぶりの勝利をあげた。

スポーツ報知

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