シーホース三河、中地区首位・三遠ネオフェニックスとの“三河ダービー”を連勝で飾る
2025年4月21日(月)10時45分 ココカラネクスト
シーホース三河は4月19日(土)、4月20日(日)、中地区首位・三遠ネオフェニックスとの“三河ダービー”を行なった。
Game1。序盤から高確率に3Pシュートを沈め17点の大量リードを築く好スタートを切る。三遠の猛追を受け一時は2点差に詰め寄られるがインサイドを起点に立て直し勝利、首位三遠に対して今季初白星を挙げた。
迎えたGame2。ホームで優勝を決めたい三遠の激しいディフェンスをかいくぐり、レイマンを中心に高確率に3Pシュートを決めて主導権を握る。3Qに逆転を許すもすぐに流れを取り戻し、最後まで三河のバスケを貫いて、16点差で快勝した。
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—試合結果—
2025年4月19日(土)
三遠 ● 72 – 80 〇 三河
(三河通算成績 35勝19敗)
1Q 三遠 13–25 三河
オーガストがダンク3連発を含む10得点の大活躍
スターティング5は、#0オーガスト、#11久保田、#13須田、#19西田(優)、#54ガードナー。
三遠#23ダジンスキーの3Pシュートで先手を取られるが、#13須田がペイントアタックでお返し。#0オーガストとの2メンゲームから#11久保田も3Pシュートを射抜き3-5と先行する。
開始3分には#11久保田が#54ガードナーのスクリーンを巧みに使い3Pシュートを決めると、#13須田も立て続けに3Pシュートを沈め一気に流れを手繰り寄せる。
#1メイテン、#28津屋で反撃する三遠に対して、#0オーガストのダンクで対抗。ディフェンスでも#0オーガストのスティールから速攻に転じると、#18角野のアシストから#0オーガストのダンクが炸裂し、10-21と二桁リードを築く。
三遠のタイムアウト明け、三遠#23ダジンスキーの3Pシュートを許すが、#7長野とのホットラインから再び#0オーガストがダンクを叩き込み主導権を譲らない。残り42秒には、#7長野が相手の意表を突くトリックプレーで#0オーガストの得点をお膳立てし、13-25とリードを広げ最初の10分を終える。
2Q 三遠 33–38 三河 (三遠 20–13 三河)
三遠のゾーンディフェンスに苦戦し一桁差に押し戻される
スタートは、#0オーガスト、#7長野、#10レイマン、#18角野、#32シェーファー。
#10レイマンが鮮やかなフェイクから得点を重ねると、#7長野もトップスピードのドライブでディフェンスを置き去りにしてリードを拡大する。
三遠#2ヌワバに3Pシュートで対抗されるが、#54ガードナーがミスマッチを活かして応戦。#32シェーファーもしなやかなリバースレイアップを沈めると、#7長野とのコンビプレーから#19西田(優)がバスケットカウントをもぎ取り一歩も譲らない。
開始4分半には#10レイマンの強烈なブロックショットで三遠のオフェンスをシャットアウト。#54ガードナーも当たり負けしないパワーアタックで加点して22-38と三遠を突き放す。
しかし、その後は三遠のゾーンディフェンスに苦戦して約5分間、スコアが停滞。#16西田(公)がアグレッシブなディフェンスを見せるが、三遠にインサイド・アウトサイドから加点され、33-38と一桁差に押し戻されハーフタイムに突入する。
3Q 三遠 53–62 三河 (三遠 20–24 三河)

リバウンド争いで優位に立ちリードを拡大
スタートは、#0オーガスト、#11久保田、#13須田、#19西田(優)、#54ガードナー。
三遠#28津屋の3Pシュートでワンポゼッション差に詰め寄られるが、#13須田のリバウンド争いからもぎ取ったフリースローで踏みとどまる。
#0オーガストと#13須田のダブルチームでボールを奪取すると、開始3分半にはリングに弾かれたボールをオーガストがプットバックダンクでねじ込みチームを勢い付ける。
再びゾーンディフェンスを展開する三遠に対して、#54ガードナーと#0オーガストのハイロープレーで打開。三遠#5大浦に3Pシュートで反撃されるが、すかさず#0オーガストと#54ガードナーのコンビプレーでやり返し流れを渡さない。
残り1分、#7長野の鮮やかなパスから#32シェーファーがバスケットカウントを獲得すると、デザインプレーから#18角野が3Pシュートを突き刺し53-62とリードを広げる。三遠のラストオフェンスでは#7長野がスティールからシュートチャンスを奪い、良い流れで4Qを迎える。
4Q 三遠 72–80 三河 (三遠 19–18 三河)
ガードナーがインサイドを支配して三遠の猛撃を振り切る
スタートは、#0オーガスト、#7長野、#10レイマン、#18角野、#32シェーファー。
#0オーガストがスティールからアーリーオフェンスを展開して柔らかなレイアップを決めると、ゴール下でも優位に立ち55-66と再び二桁差に押し返す。
開始3分には#7長野の狙い澄ましたパスが#0オーガストのバスケットカウントを演出して一気に突き放しにかかるが、#12ウィリアムスの連続得点を皮切りに#14湧川のバスケットカウント、#5大浦の3Pシュートと三遠の猛撃を受け67-69と2点差に肉薄する。
三遠に流れが傾きかける中、オフィシャルタイムアウト明けに#54ガードナーがインサイドを圧倒してリードを死守すると、残り2分半には華麗なパスワークから#10レイマンの3Pシュートが成功し69-76と点差を拡大。
三遠は#14湧川の3Pシュートで逆転を試みるが、すかさず#54ガードナーがインサイドで力強さを見せ反撃の隙を与えない。その後もディフェンスの強度を落とすことなく三遠のタフショットを誘発、リードを守り切り最終スコア72-80で三遠から今季初白星を挙げた。
シーホース三河 ヘッドコーチ ライアン・リッチマン 試合後コメント
三遠さんのようにオフェンスが非常に優れたチームに対して、自分たちの今日のディフェンスのパフォーマンスはすごく良かったと思います。フィジカルに戦い、トーンセットを最初からでき、最初から最後まで一体感を持ってチームとして組織的なディフェンスができたと思っています。

—試合結果—
2025年4月20日(日)
三遠 ● 73 – 89 〇 三河
(三河通算成績 36勝19敗)
1Q 三遠 22–24 三河
三遠の激しいディフェンスにも冷静に対応。西田(優)が8得点で引っ張る
スターティング5は、#0オーガスト、#11久保田、#13須田、#19西田(優)、#54ガードナー。
三遠にオフェンスリバウンドをつながれて#10吉井のバスケットカウントで先制される。三遠の激しいディフェンスに圧力をかけられて24秒バイオレーションを誘発される入りとなるも、すぐに落ち着きを取り戻し、#13須田が3Pシュートで応戦する。
#19西田(優)と三遠#2ヌワバが激しく火花を散らし、#2ヌワバが内外から得点すれば、#19西田(優)がドライブ、2連続3Pシュートを決めて10-11と逆転する。三遠のゾーンディフェンスに対して#54ガードナーを起点としたオフェンスを展開し、#10レイマン、#54ガードナーの連続3Pシュートで11-17とペースを握る。
タイムアウトで修正した三遠に#23ダジンスキーの連続得点で2点差に詰められるが、#18角野のドライブ、#54ガードナーのバスケットカウントで突き放す。三遠も#24 佐々木、#14 湧川のアタックで追随するが、#10レイマンがドライブでフリースローを獲得して完全には主導権を渡さない。終了間際に三遠#23 ダジンスキーに3Pシュートを射抜かれ、22-24の2点リードで最初の10分を終えた。
2Q 三遠 46–51 三河 (三遠 24–27 三河)
3Pシュート5本を含め、高確率に得点を重ねてリードを5点に広げる
スタートは、#0オーガスト、#7長野、#10レイマン、#18角野、#32シェーファー。
開始早々、#10レイマンが美しい放物線を描いてリードを5点に広げる。三遠は#2ヌワバのフローターで反撃するが、#18角野の3Pシュート、#10レイマンの連続3Pシュートで9点のリードを作る。
三遠#23ダジンスキーの3Pシュートで返上されるも、#7長野の3Pシュートで流れを再び引き寄せると、#18角野が3Pシュートとカットインの連続得点で27-41と畳み掛ける。
オフィシャルタイムアウト明け、三遠#5大浦の連続3Pシュート、#1メイテンのファストブレイクで5点差に追い上げられるが、#11久保田が鋭いドライブで相手の勢いを止めると、その後は三河が#54ガードナー、#0オーガストがインサイドから、三遠は#23ダジンスキー、#24 佐々木がアウトサイドから得点を挙げて、5点リードでハーフタイムに入った。
3Q 三遠 63–72 三河 (三遠 17–21 三河)

レイマン オンファイヤー、連続10得点でリードを9点に拡大
スタートは、#0オーガスト、#11久保田、#13須田、#19西田(優)、#54ガードナー。
3連続でターンオーバーを誘発される苦しい立ち上がりに。開始2分、三遠#23ダジンスキーの3Pシュートで追いつかれる。アウェーの地鳴りのような声援の中、三遠#10吉井のドライブで試合をひっくり返されるが、#11久保田が緩急自在のドライブでインサイドをこじ開け、#54ガードナーが1on1で仕掛けてフリースローで再び前に出る。
以降はワンポゼッションごとにリードチェンジを繰り返す熾烈な点の取り合いに突入。三遠が#5大浦の3Pシュート、#23ダジンスキーの合わせで加点すれば、三河は#54ガードナーのインサイドを強調して連続得点を挙げる。
残り4分、#7長野がスピードでインサイドを切り裂くと、#10レイマンが3Pシュート、ドライブ、ダンクの連続得点で一挙7得点を稼いでリードを二桁に戻す。三遠は#2ヌワバのリバウンドでつなぐが、#10レイマンの3Pシュートが止まらない。9点リードで最終Qへ突入した。
4Q 三遠 73–89 三河 (三遠 10–17 三河)
最後までディフェンスとリバウンドでハッスルし、中地区首位の三遠に連勝を飾る
スタートは、#0オーガスト、#7長野、#10レイマン、#16西田(公)、#18角野。
三遠#12ウィリアムスに先制点を取られるも、すぐに#7長野がドライブで決め返して相手に勢いを与えない。#18角野、#7長野が立て続けに3Pシュートを射抜いて三遠の焦りを生み出していく。
二桁リードを築きながらも、#16西田(公)がディフェンス、オフェンスリバウンドでハッスルして三遠に反撃の糸口を掴ませず、開始4分に#10レイマンのこの日6本目の3Pシュートで点差を20点台に乗せる。
三遠#1メイテンが意地を見せるも、残り1分に#11久保田と#10レイマンのアリウープが鮮やかに決まって再びリードを20点に。中地区首位に立つ三遠からアウェーの地で連勝を奪った。
シーホース三河 ヘッドコーチ ライアン・リッチマン 試合後コメント
昨日に続き良いディフェンスを持続できたゲームになったと思います。
集中力もそうですし自分たちのやるべき事をしっかりとやり切れました。三河のスタイルというものを見せることができたゲームになったと思います。