レバンドフスキが負傷でも、バルセロナが楽観視できる理由とは
2025年4月21日(月)13時0分 FOOTBALL TRIBE

ラ・リーガのバルセロナでは、4月19日のセルタ・デ・ビーゴとの試合中(4-3)にポーランド代表のベテランFWロベルト・レバンドフスキが負傷し、戦線を離脱することになった。今2024/25シーズンも多くの試合に出場し、卓越したフィジカルと耐久力をでゴールという結果を残してきたレバンドフスキの不在は、決して小さくない痛手といえる。
そんな中、スペインメディア『マルカ』は、ハンジ・フリック監督率いるバルセロナは今シーズン、レバンドフスキ不在でも十分に戦えることを示していると伝えている。事実、彼が出場していなかった3試合、12月4日に行われたマジョルカ戦(5-1)、1月15日に行われたコパ・デル・レイでのレアル・ベティス戦(5-1)、2月6日のバレンシア戦(5-0)では、いずれもチームは5得点を挙げ、失点も計2点に抑えている。
この間、攻撃の軸を担ったのがFWフェラン・トーレスとFWダニ・オルモだった。19日のセルタ戦でも両者は得点を記録しており、好調を維持。トーレスは今シーズンここまで全コンペティションで17得点4アシストを記録、オルモも30試合で9得点6アシストと貢献している。両者ともに負傷の影響で出場機会が限られたが、出場時のパフォーマンスには安定感がある。
さらに両選手とも高い柔軟性を持ち、トーレスは左右のウイングに加え、センターフォワードとしても機能する。オルモも“偽9番”として起用できるなど、戦術的な選択肢を広げている。レバンドフスキは今後の試合で欠場が見込まれているが、チームには代役となる戦力が存在しており、一定の希望を見出すことができそうだ。