スタッド・ランス、今季3度目の連勝で残留へ前進!…伊東純也はバー直撃のシュートなどで存在感
2025年4月21日(月)2時7分 サッカーキング
トゥールーズ戦で存在感を放った伊東純也 [写真]=Getty Images
シーズン開幕直後こそ上位につけていたものの、昨年11月の第12節リヨン戦から15試合未勝利と極度の不振に陥ったスタッド・ランス。直近4試合は2勝1分1敗とやや復調傾向にあるが、前節終了時点で2部降格圏一歩手前の15位に低迷するなど予断を許さない状況が続いている。こうした状況の中、伊東純也は公式戦通算4ゴール5アシスト、中村敬斗は12ゴール3アシストをマークするなど攻撃を牽引。また、今冬に加入した関根大輝も主力に定着している。連勝を目指す今節も3人揃ってスタメンに名を連ねた。
スタッド・ランスは16分、右サイドで起点を作った伊東が斜め前方へスルーパスを送り、抜け出したアウレリオ・ブタの折り返しに中村が走り込むが上手く合わせることができず。その後もなかなかチャンスを作り出せずにいたが、27分にブタのスピードに乗った突破が相手DFのファウルを誘発。決定機阻止でレッドカードが提示され、残り時間を数的有利で戦うこととなった。
迎えた39分、ボックス左角付近でボールを受けた中村がオーバーラップしたセルヒオ・アキエメに展開。アキエメが左足で上げたピンポイントクロスにジョルダン・シエバチュが肩で合わせると、これがゴール右隅に吸い込まれ、スタッド・ランスが先制に成功した。
1点リードで前半を終えたスタッド・ランスは62分に決定機を迎える。右に大きく開いてボールを受けた伊東が巧みなタッチで対峙したDF2人を抜き去り、ボックス手前まで侵入。そのまま左足を振り抜いたが、強烈なミドルシュートはクロスバーを叩く。直後には背後からのロングボールに抜け出した中村がフィニッシュまで持ち込んだが、ボックス内からのシュートは相手GKの好セーブに阻まれた。
75分、スタッド・ランスはGKとDFの連携ミスからネットを揺らされるも、ここはオフサイドの判定で同点ゴールとはならなかった。その後はトゥールーズがやや押し気味に試合を進めるが最後まで得点を奪えず。試合はこのまま1−0で終了し、スタッド・ランスが今シーズン3度目の連勝を飾った。次節は27日に行われ、スタッド・ランスはモンペリエ、トゥールーズはナントといずれもアウェイで対戦する。
【スコア】
スタッド・ランス 1−0 トゥールーズ
【得点者】
1−0 39分 ジョルダン・シエバチュ(スタッド・ランス)