「100%に限りなく近い」負傷離脱中の巨人・キャベッジが22日のイースタン・楽天戦で実戦復帰
2025年4月22日(火)5時0分 スポーツ報知
キャベッジ
左手親指を痛めて離脱している巨人のトレイ・キャベッジ外野手(27)が、22日のイースタン・楽天戦(楽天モバイル)で実戦復帰することが21日、分かった。外野守備にも就く見通し。最短となる25日・阪神戦(甲子園)での1軍復帰に「間に合わせようと思ってリハビリに取り組んできました」と強い意欲を示した。
頼れる助っ人の復活が間近に迫ってきた。キャベッジは19日から2軍の試合前練習に参加し、屋外でのフリー打撃を再開。Gタウンでサク越えを連発し「100%に限りなく近い状態であることは確かです。そろそろ実戦に復帰しますので、引き続き準備を進めていきたい」と順調な回復ぶりをアピールした。
12日の広島戦(マツダ)で走塁時に一塁手と交錯し、転倒時に左手親指を負傷。患部の状態を見極めながら1軍同行を続けていたが、首脳陣と話し合いの末、15日に登録抹消が決まった。その際に阿部監督から「10日(間)、最短で戻ってくれ」と万全な状態が整えば、25日の阪神戦から1軍に再合流する方針を伝えられていた。キャベッジは「幸運なことに、検査結果は自分が思ったほど悪いものではなかった」と、16日には早くもG球場でマシン打撃とキャッチボールを再開。「最短で復帰できると思う」とうなずいた。
13試合で打率3割9厘、3本塁打、8打点と開幕から打線をけん引。離脱はチームにとっても痛手となったが、外野では支配下に昇格した高卒4年目の笹原らが台頭した。15日・DeNA戦(東京D)からの6連戦を4勝2敗で乗り切った。毎晩、1軍の試合をテレビ観戦しているキャビーは「バッター陣も状態が良さそうですし、投手陣も粘り強く投げている。これからチームの調子がさらに上がっていくことを願っている」。泉口、若林の新1、2番コンビが好調で3、4番の吉川、岡本は安定しているだけに、左の大砲が戦列に戻れば打線の破壊力は格段に増す。
21日は自宅で静養し、翌日の実戦に向けて英気を養った。「しばらく実戦で生きたボールを見られていないので、投手の球をしっかりと見極めたい」。20日はGタウンでの全体練習後に室内で居残りマシン打撃を敢行するなど、意欲的に調整した。離脱期間で充電したパワーを爆発させ、阿部巨人の力になる。