楽天・浅村 2戦連発含む3安打で通算2000安打へ加速、あと13本

2025年4月24日(木)5時30分 スポーツニッポン

 ◇パ・リーグ 楽天8—3日本ハム(2025年4月23日 エスコンF)

 つい24時間ほど前の再現のように、打球が右翼席へ伸びた。4—0の6回2死一、二塁で楽天・浅村が、古林睿煬の152キロ直球を完璧に捉えた。

 「昨日より感触は良かったので、行ったなと思った」。前夜の通算300号に続く2戦連発の4号3ランは同じ逆方向。「いいポイントで、いいタイミングで振れてる」と納得の表情を見せた。

 前夜のこと。ヒーローインタビューではブルペンに消えたホームランボールを「返してください」と呼びかけた。試合後、石井一久GMから戻ってきた記念球を同僚らの前で手渡され「このチームで優勝したいと本当に思っている。また明日から頑張りましょう」と声を張り上げ、拍手で祝福された。

 決して前に出るタイプではないが、西武では当時の辻監督が17年に主将に指名。奔放な時期を知る大阪桐蔭の西谷浩一監督からは「本当に大丈夫なんですか?」と心配されたほどだった。それでも18年には127打点でタイトルを獲得。背中でナインを引っ張り、リーグ優勝を果たした。楽天でも23年から昨季まで主将を務めたが、チームはいずれも4位。今季はその荷を下ろして「もう一度キャリアハイを出す」との言葉通り、ハイペースで安打を量産している。

 初回に3点先制につなげる左前打など3安打3打点で4連勝に導き、ともに7日以来の貯金1と2位浮上を呼び、2000安打へもあと13本とした。大台へ「一本一本だと思う。あまり意識せず、目の前になったとき意識したい」と言うが、カウントダウンが加速した。(秋村 誠人)

スポーツニッポン

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