ブレーブス・オズナが両リーグトップ9号、27打点 大谷翔平らDH専任の初のMVPはあるか?

2024年4月22日(月)12時36分 スポーツニッポン

 ブレーブスのマルセル・オズナ外野手(33)が21日(日本時間22日)のレンジャーズ戦に「5番・DH」でスタメン出場。初回2死二、三塁からの第1打席で、カウント2−0から甘く入ったスライダーを完璧に捉え、センター右へ先制の3点本塁打を放った。両リーグトップの9号本塁打で、27打点、長打率・722、OPS(出塁率+長打率)1・117もトップに立っている。

 昨季のナ・リーグ本塁打王でチームの4番打者マット・オルソンは「彼の打撃を見ていると、バットがまるで“つまようじ”のように細く見える。バットスピードがとても速いから、ギリギリまで待ってバットを始動させられる」とスポーツ専門サイト「ジ・アスレチック」の記者に語っている。オルソンはここまで打率・231、3本塁打、13打点と調子が上がっていない。「今シーズン何度か、私がランナーを進められなかったり、走者を生還させられなかったことがあった。ところが彼が毎回結果を出してくれる。打順で後ろにいる人に救ってもらっている。彼のような打者が後ろにいることで、私は四球を選んでもいいし、良い打席を積み重ねればいい」と感謝している。

 3番打者のオースティン・ライリーは、「ビッグベア」がニックネームのオズナについて「彼にぶつかったことがあれば分かるけど、まるでレンガの壁のよう。大きくて頑丈で、すごい力。今好調で良いスイングをしているけど、常にホームランを狙っているわけではない。状況に応じて逆方向にも打つ」と称えている。

 オズナは昨季も40本塁打、100打点の好成績。20年の短縮シーズンも18本塁打、56打点の二冠王だった。興味深いのはこの調子で打ち続ければ、DH専任で初のMVPとなれるのかどうかだ。大谷翔平も今年は二刀流ではなく、DH専任。元エンゼルスのドン・ベイラーは79年にMVPに選ばれたが、スタメンは外野で97試合、DHで65試合だった。打つだけでは、MVPになるのは困難と言える。

 史上最強のDHとも言われるレッドソックスのデビッド・オルティスも投票で05年に2位、06年に3位、04年と07年が4位だった。マリナーズのエドガー・マルティネスも95年に3位、2000年に6位が最高だった。まだ気が早いが、24年、オズナか大谷翔平が新たな歴史を作るのかもしれない。

スポーツニッポン

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