【飛び込み】馬淵崇英氏「金メダルを獲ったらバトンタッチ」愛弟子・玉井陸斗にロス五輪制覇を期待
2025年4月22日(火)13時32分 スポーツニッポン
優れた指導者を顕彰する「ミズノスポーツメントール賞」の授賞式が22日、東京都内で行われ、昨年のパリ五輪の水泳・飛び込みで、日本初となるメダル(銀)を獲得した男子高飛び込みの玉井陸斗(滋賀・立命館ク)を小5から指導している馬淵崇英氏(61)が最上位のゴールド賞を受賞した。
授賞式に出席した中国出身の馬淵氏は「36年前に上海から宝塚へ来て、どうやったらメダルを獲れるか朝から晩まで考えてきた。(五輪)6回目までメダルを獲れず、徐々に(周囲が期待する声は)聞こえなくなったが、パリは普通に獲れると思った。自信があった」と玉井の快挙と今回の受賞を喜んだ。
4月からは玉井と共にJSS宝塚から立命館クに移籍し、最新鋭の設備が整ったプールで指導を行っている。パリの決勝では5本目にミスが出て惜しくも金メダルを逃した愛弟子だが、3年後のロサンゼルス五輪は金メダル候補として臨むことになる。馬淵氏も「金メダルを獲ったら、バトンタッチしたい。安心して引退できる。そのためにもロスで獲ってもらおうと思う」と話し、期待の大きさを示した。