巨人・大城卓三1号! 岡本弾に「続けてよかった」…捕手での出場なくても阿部監督「うれしい」

2025年4月23日(水)5時40分 スポーツ報知

ソロ本塁打を放った大城卓三(右)は笑顔で甲斐とハイタッチ(カメラ・小林 泰斗)

◆JERA セ・リーグ 巨人8—1中日(22日・東京ドーム)

 スタンドの熱気をさらに高める快音だった。4番・岡本の2ランの直後だった4—0の3回1死走者なし。巨人・大城卓三捕手(32)がカウント1—1からマラーの内角高めスライダーを引っ張った。打球は右翼席へ吸い込まれる1号ソロ。「どさくさに紛れて打てました。(岡本)和真に続けてよかったです」と白い歯をのぞかせた。

 今季は開幕から代打での出場が続いた。15日のDeNA戦で「一塁」で今季初スタメン。コンディションが万全でなかったこともあり、4試合ぶりの先発だった。今後もスタメン出場を続けるためにも、明るい一発となった。23年までは3年連続2ケタ本塁打を記録したが、昨季は自己最少の3発に終わっており「長打をもっと増やせれば」という思いもバットに乗せた。

 捕手は今季加入した甲斐が全試合スタメン出場中。自身はここまで捕手での出場こそないが、登板した投手との会話や捕手同士での情報共有などをきっちり行う。実松バッテリーコーチは「『どんな感じで投げた?』とか投手への情報のリサーチも大事だと思う。いつ行ってもいい準備と気持ちはタク(大城)もキシ(岸田)も持ってる。ロッカーでも捕手同士で話してやってくれてる」と言う。捕手での出番へ、なおかつ一丸となって戦うためにグラウンド内外で働き続けている。

 阿部監督は「大城も出場機会が少ないですけど、期待に応えてくれてうれしい」と、たたえた。4番・岡本の後を打つ、重要な打順でもある「5番」。「(本塁打が)出ないよりは絶対出た方がいいと思うので、明日も気合入れて頑張ります」。持ち味でもある打力を存分に発揮していく。(田中 哲)

スポーツ報知

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